九州出身のマンガ家は数多いが、”九州男児”っぽさを前面に押し出している作家といえば、松本零士に小林よしのり、そして長谷川法世ということになるだろう(みんな福岡だが…)。なかでも長谷川法世『博多っ子純情』は、その路線の決定版!
これこれこの感じ。まさにこれが九州男児バイ!(…と、よそ者の目には見える…)
堀江純一
2025-07-25 19:56:13

8年近く続いた黒潮大蛇行終息の兆しが報じられる中、イシス界隈に、これまでにない潮流がおこっている。
松岡正剛の「千夜千冊」をキーブックとし、「九州の千夜千冊」を冠した雑誌づくりが動き出したのだ。
九州支所の名は九天玄氣組、校長である松岡正剛の名付けだ。20年間“九州という方法”を探求してきた。周年企画はその集大成であり、柱となるのが雑誌づくりだ。発足会を開催した9月の彼岸をめざして刊行する。
雑誌は予約販売を行うが、完成させることだけが目的ではない。編集作業は九天だけでは行わない。イシス編集学校の有志や外部のゲストにも呼び掛け、組の内外、学校の内外が混ざり合い、刊行後も編集状態が渦を巻き続けることを意図している。
「九州の千夜千冊」選書チームには、多読アレゴリアの運営メンバーや伝説の本屋「松丸本舗」のBSE等に声掛けをし、前のめりな面々が集った。
選書のためのラウンジも設営し、5月10日にはキックオフミーティングを開催。松岡正剛に届けるつもりで選び書くこと、九天は九州の深層を掘り、九天外はイメージを広げることを確認しあった。
刊行まで4カ月、選書と雑誌づくりの情報は今後の遊刊エディストをお見逃しなく。
アイキャッチ/関門海峡。九州と本州のあいだ。流れの向きは満ち引きごとに替わる。
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2025-07-25 19:56:13
2025-07-25 19:56:13
九州出身のマンガ家は数多いが、”九州男児”っぽさを前面に押し出している作家といえば、松本零士に小林よしのり、そして長谷川法世ということになるだろう(みんな福岡だが…)。なかでも長谷川法世『博多っ子純情』は、その路線の決定版!
これこれこの感じ。まさにこれが九州男児バイ!(…と、よそ者の目には見える…)
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。