何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

42[破]別院にて、突破学衆から43[守]の仲間へのメッセージを届ける企画が開催された。
[破]は松岡校長の仕事術が詰まった濃密かつ格別な4ヵ月。突破直後の学衆の語る言葉が熱くほとばしる。
「間違いなく言えるのは絶対に『破』のほうが楽しい」(濱崎さん)、「短期間の通過で、世の中の物語や企画・年表、あらゆる読書の見え方が違って見えてくる感覚は、おそらく他には類を見ない体験」(西宮さん)、「突破した今、漠然は濃密な判然に変わりました」(天野さん)、「守を卒門した時はもう破に片足を突っ込んでいる」(小峰さん)。
卒門し、扉が開かれているなら、迷う余地はない。
43[破]の概要と申込方法はこちら
わたなべたかし
編集的先達:井伏鱒二。けっこうそつなく、けっこうかっこよく、けっこう子どもに熱い。つまり、かなりスマートな師範。トレードマークは髭と銀髪と笑顔でなくなる小さい目。
いっそ師範代をテーマに物語を書けばよかった。「律師の部屋」【78感門】
いっそ師範代をテーマに物語を書けば良かった。 旬然たる学衆を迎えて編集稽古をたどる「律師の部屋」。感門出張編として本楼の中央に設えられたステージで、47破「オブザ・ベーション教室」の学衆・新坂彩子さんが稽古 […]
43[破]AT物語・アリス大賞受賞、羽根田月香さんインタビュー クリエイティブ信仰との決別
「選評委員にケチをつけに行きたいところですが…」と、アリストテレス大賞を信じていた教室仲間からの発言も飛び出した羽根田月香さん(比叡おろし教室)のアリス大賞。ふくよ(福田容子)師範代は、「アリスの花咲くその土中には、テレ […]
物語編集稽古の翻案に対し「原作の焼き直しを根絶する!」と宣言したかどうかはさておき、汁講でのリアル編集稽古に比叡おろし教室のふくよ(福田容子)師範代は燃えていた。今や汁講の定番プログラムとなったリアル編集稽古は、お題の […]
「汁講で工作舎時代の希少本の一部を見せていただけると聞き、狂喜乱舞しております」(43[破]別院投稿企画/思い出深い「あの言葉」より) 編集工学研究所(豪徳寺)で開催される汁講での楽しみのひとつに、松岡 […]
43[破]セイゴオ知文術に向けて 42[破]受賞作の稽古模様
43[破]は開講3週目を迎え、いよいよ文体編集術の総仕上げ「セイゴオ知文術」にさしかかっていく。10月26日、比叡おろし教室の角山さんからセイゴオ知文術の初稿が届いた。22日に文体編集術・後半のお題が届けられ、わずか4 […]
コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。