何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

2023年3月19日(日)第81回感門之盟。49[破]の突破式では、師範代ロールを全うした10名へ「先達文庫」が授与された。先達文庫は、松岡校長が2000年の開校からつづけているイシス流の寿ぎだ。師範代ひとりひとりの指南ぶりや教室運営をふまえて、松岡正剛校長と木村久美子月匠によって文庫が厳選され、師範代へ贈られる。
◆安田晶子師範代 ヤマネコでいく教室
池澤夏樹『終わりと始まり』、『終わりと始まり2.0』(朝日文庫)
◆古澤正三師範代 ザリガニ脱走教室
日高敏隆『動物と人間の世界認識』(ちくま学芸文庫)、『春の数えかた』(新潮文庫)
◆大塚信子師範代 唐傘ダムダム教室
アントニオ・タブッキ『島とクジラと女をめぐる断片』(河出文庫)、『夢のなかの夢』池澤夏樹(新潮文庫)
◆古谷奈々師範代 藍染発する教室
原田マハ『リーチ先生』(集英社文庫)、『ロマンシエ』(小学館文庫)
◆田中香師範代 縞状アンサンブル教室
高峰秀子『高峰秀子ベスト・エッセイ』、『高峰秀子の流儀』(ちくま文庫)
◆齋藤彬人師範代 赤ラン十徳教室
ウォルター・アイザックソン『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(上下)(文春文庫)
◆福井千裕師範代 ちちろ夕然教室
村田沙耶香『私が食べた本』(朝日文庫)、『変半身』(ちくま文庫)
◆石黒好美師範代 まんなか有事教室
水村美苗『日本語で読むということ』『日本語で書くということ』(ちくま文庫)
◆宮坂由香師範代 おにぎりギリギリ教室
内堀弘『ボン書店の幻』(ちくま文庫)、稲泉連『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)
◆西村慧師範代 臨刊アフロール教室
カルヴィーノ『魔法の庭・空を見上げる部族 他十四篇』『むずかしい愛』(岩波文庫)
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。