45[破] 先達文庫 第75回感門之盟

2021/03/14(日)14:22
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75回感門之盟「Inform 共読区」2日目は、45[]突破式からはじまった。原田淳子[]学匠が、今期の編集稽古を振り返りながら、お祝いのメッセージを贈った。

 

45[]では、10名の師範代たちが、連日連夜、学衆たちをサポートしつづけてきた。師範から感門表が渡され、続いて、「先達文庫」の授与が行われた。破の師範代には、松岡正剛校長が一人ひとりのために自ら厳選した2冊の先達文庫が贈られる。

 

 

◆天野陽子師範代 (分針タンブール教室)

 『アイヌの物語世界』(中川 裕/平凡社ライブラリー)

 『カムイ・ユーカラ』(山本 多助/平凡社ライブラリー)

 

◆岡本尚師範代 (播州ざこば教室)

 『岡本太郎の眼』 (岡本 太郎/角川文庫)

 『岡本太郎の見た日本』 (赤坂 憲雄/岩波現代文庫)

 

 

◆下平真史師範代 (神島鳴神教室)

 『逆まわりの世界〔改訳版〕』 (フィリップ・K・ディック/ハヤカワ文庫SF)

 『人間以前』 (フィリップ・K・ディック/ディック短篇傑作選)

 

◆西由江師範代 (東方パエーリャ教室)

 『子どもの本を読む 〈子どもとファンタジー〉コレクション 1)』 (河合 隼雄 (著), 河合 俊雄 (編集)/岩波現代文庫)

 『ファンタジーを読む〈子どもとファンタジー〉コレクション 2) 』(河合 隼雄:著 河合 俊雄:編/岩波現代文庫)

 

◆梅澤光由師範代 (語りなザナドゥ教室)

 『ゴシック文学入門』 (東 雅夫:編/ちくま文庫)

 『ゴシック文学神髄』 (東 雅夫:編/ちくま文庫)

 

◆牛山惠子師範代 (雑品屋クロス教室)

 『新装版 夜中の薔薇』 (向田 邦子/講談社文庫)

  『新装版 眠る盃』 (向田 邦子/講談社文庫)

 

 ◆齋藤幸三師範代 (ガンダム蓮結教室)

 『読書と人生』 (寺田 寅彦/角川ソフィア文庫)

 『科学と文学』 (寺田 寅彦/角川ソフィア文庫)

 

◆宮原由紀師範代 (柔走柔断教室)

 『新版 自然界における左と右 上・下』 (マーティン・ガードナー/ちくま学芸文庫)

 

 

◆三國紹恵師範代 (つぐつぐアーク教室)

 『タイタンの妖女』 (カート・ヴォネガット・ジュニア/ハヤカワ文庫SF)

 『スローターハウス5』 (カート・ヴォネガット・ジュニア/ハヤカワ文庫SF)

 

 

◆古野伸治師範代 (おまたせ・おまかせ教室)

 『危機と人類 上・下』 (ジャレド・ダイヤモンド/日経ビジネス人文庫)

 

 

突破された皆様、おめでとうございました。

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。