何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” をお届けします。
今回は、チーム渦から羽根田月香さんにSelectionへ参加いただきました!チーム渦といえば、”ISIS wave”、学衆コラムがおもしろい。エディストには、比較的イシス編集学校を長く続けている方々が執筆していますが、このコラムは、途中で少しお稽古を離れている方々に、日常に感じる”編集”を語っていただくシリーズです。それぞれに日常で編集を発見している感じが秀逸です。マツコのイチオシです(笑)
いきなり マツコ’ plus One! ?
?もうすでにして14人の皆さんがコラムを綴られています、ISIS Wave!!!
おっと、話を戻しまして、、、さあ、今月はいったいどの記事が推されたのか?
それでは今月の推しキジをどうぞ。
⦿軽井沢風越学園の中学生「編集」でみらいをつくる!【ワークショップレポ】
「毎日を編集稽古状態にする」を今もっとも実践している一人。それが福井千裕さんです。春の感門之盟での本格デビュー以降、わずか半年のあいだに遊刊エディストに寄せた記事は26本。平均すれば、週1本以上という驚異的なペースです。
この記事は、この半年間の集大成ともいえる大作で、軽井沢にある風越学園での編集ワークショップをレポートしたものです。ワークショップを担当したエディスト編集長の吉村林頭も絶賛。とにもかくにも、まずは一読ください! ──上杉 公志
⦿今福龍太×松岡正剛「次の島影を求めて」【多読SP・読了式レポート】
本楼での至福時間といえば、2018年8月に開催された風韻講座特別篇「半冬氾夏の会・夏秋の渡り」(ゲスト小津夜景)がダントツですが、あの時と双璧をなすイベントが「多読ジムSP今福龍太を読む」読了式でした。
今福さんの言葉が本楼の隅々まで柔らかく響きわたって、おなかが温かくなる心地がしました。読衆のみなさんは今福さんの言葉に気持ちを重ねて、それでいて、一人ひとりが抱く今福龍太は十人十色。たくさんの今福龍太が本楼に溢れていたのでした。
今夏の出来事を「希有」という二文字から切り出し、エディストに刻んでくださったおかげで、いつでもあの時に戻れる気がします。── 後藤 由加里
マツコ’s Plus one!
ホンロウにたくさんのゲストがいらっしゃり、松岡校長と対談されていますが、今福龍太さんといえば、校長にプライベートな贈り物をされたことがセイゴオちゃんねるでニュースになっていましたよ!
?特別映像 松岡正剛 歪んだ真珠 produced by 今福龍太
⦿【15分で新書3冊】9/3(日)イシス編集学校 多読ジムによる「目次読書ワークショップ」開催します
多読ジムがいよいよ未入門者にも開放される。限定10名での新しき門はどのようなスタートを切るのか。その冊師を務めるのが、[守]名番匠でもあり、九州支所・九天玄氣組の懐刀でもある石井梨香である。自らワークショップナビゲータも務め、門へと誘う姿が凛々しい。ワークショップはすでに終わってしまったが、多読ジムの新門はまだ空いている。歴史を刻む最初の入門者は誰か。──吉村 堅樹
?マツコ’ plus One!?
あわせてよみたい!
【申込受付中】多読ジム<入門編>で新しい読書体験をしませんか?
(申込締切:10月2日(月))
4 チーム渦 羽根田’s 推しキジ!
─ 図書室の郷愁でPick!
⦿[AIDA]シーズン1 ボードインタビュー:岩井克人さん◆前編 資本主義に対抗できる普遍的なシステムとは
1953年に成立した学校図書館法は、公立私立問わず小中高への図書室の設置を義務付けています。では「編集の学校」であるイシスの図書室は何処なのか? じつは6万冊の蔵書を誇る知の殿堂「本楼」ではなく、ここエディストではないかと思わせてくれたのが今回の記事でした。取材構成も巧みで編集八段錦に則った語り手の突出も神々しい本アーカイブ。思い起こせば学校の図書室は誰でも出入り自由で、やさしい図書委員や司書が過去の名作なんかをお勧めしてくれていました。膨大なイシスの活動記録から卓越したエディスト司書が選りすぐった本アーカイブを読んだとき、陽が傾いた放課後の図書室と、他ならぬ自分に選んでくれた本を読むしあわせまで思い出したのでした。──羽根田 月香
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2023年8月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 10月は開講ラッシュの月。基本コース[守]、応用コース[破]、師範代養成コース[花伝所]、技法研鑽コース[遊] […]
【プレスリリース】「思考の武器、表現の食器、発想の楽器」を手に入れる。生成AI時代を生き抜く「編集力」を38の思考の型で鍛える基本コース第56期[守]、10月27日に開講。
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
コメント
1~3件/3件
2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。