イチ推し! 編集部セレクション [2023年11月]

2023/11/29(水)08:30
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毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない今月の推しキジをお届けします。

 

今回は10月に公開された記事をおさらいしながら、イチオシSelectionの発表です。チーム渦でも活躍中、「イシス人インタビュー☆イシスのイシツ」の連載をもつ羽根田月香さんが、今月はセレクションに参加してくださっています。

 

それでは今月の推しキジ、いってみよぅー!

 

    • 1マエストロ上杉’s 推しキジ!  uesugi
    •      ー 応援ファンファーレでPick!

 

⦿九州や北陸、海外からも!?ようこそ【本楼】へ!

「イシス編集学校ってどんなところ?」と聞かれたら、今度からはイシス編集学校の学校紹介ページとともに、この記事を紹介したい。そう思うような、本楼にまつわる記事でした。

編集工学研究所のワンフロアである「本楼」は、2万冊の本棚に囲まれた格別の空間であり、訪れた多くの方にとって、その空間にいるだけでご自身の編集がむくむくと動き出さずにはいられなくなってしまう場所でもあります。

イシス編集学校メンバーの中で、今年もっとも本楼を訪れている福井千裕さんによるこの記事では、そのような本楼で起こっている編集の現場を、人・イベント・本など、多様な切り口でスクープしてくださっています。

本楼は、普段は一般公開されていませんが、エディットツアーなどの一部イベントでは、会場として公開されています。ご関心のある方はぜひ、イベントにお申込の上、本棚空間に思う存分、浸ってください。

──上杉 公志

 

マツコ
マツコ
福井千裕さんの書いてくださった記事。写真を撮ることが好きな方々が参加するエディスト・チーム「倶楽部撮家」にも参加されているだけあって、テキストのみならず、写真にもライブ感と福井さん特有の強さがありますね。本楼紹介なのだけれども、松岡正剛校長のマーキング本を挿絵にしたり、近隣にある豪徳寺の猫ちゃんたちの写真を入れたりと、地を引く中に本楼という図が立ち上がるような記事の構成です。春に向けても、ワークショップエディターの皆さんが、本楼ツアーをナビゲーションされるということですよね。楽しみです。

 

    • 2吉村林頭’s 推しキジ!
    •      ─ ISISの今でPick!

 

⦿イシス流リスキリングのすすめ――51[守]ピテカントロプス対談

田中晶子所長の呼びかけにより、再結集した1期、2期の師範、師範代たち。自分たちをあえてピテカントロプスと呼ぶ彼らが、イシス編集学校23年の礎を築いた。学衆としての初受講という記念碑的な事件にとどまらず、すでに水面下では新たなプロジェクトが動き始めている。川崎大師範の次なる一手にご注目いただきたい。── 吉村 堅樹

マツコ
マツコ
マツコはお二人にお会いしたことがないのですが、角山さんの編集によって、すてきなお二人の人となりが感じられる良記事でございました。マツコの一押しはこの川崎さんのお写真。ラジオ体操のように毎朝お題をしたらどうかというキャプションに、はて?どうやろうかね、と体を動かしてみたのの、まだお題体操は考案できずにいます(笑) このお写真を見るだけで、新たなプロジェクトが楽しみになりませんか?

3 羽根田’s 推しキジ! 
      ─ 新たな図解女王の登場にわくわく!でPick!

 

⦿千夜エディション ちと図解:第1図『戒・浄土・禅』

イシスといえば、図解。図解といえば高橋秀元キング小倉加奈子クイーン、そして森山智子妖女などキラ星の如くいらっしゃるが、ここへ来てエディストに新女王が出現したのだからわくわくがとまらない。しかも「ぼくの編集思想にとって最も挑戦しがいのある課題に充ちた一冊」と著者に言わしめた一冊から挑まれるとは! 33期[花伝所]で千夜千冊エディションを図解する課題が出されたとき、図解とは著者の略図的原型を追う作業だと感じたことを思い出す。さすれば「法身・報身・応身」は「3A」であり「原型・典型・類型」であるとも言えたりして? こちらの妄想まで加速させてくれた新連載は、タイトル含めた細部編集にも大注目。ちなみに花伝所の課題は『心とトラウマ』で、町田さんの図解を待ち焦がれる推し記事なのでした。

 ──羽根田 月香

マツコ
マツコ
町田画伯、ようこそ、Edistへ!な記事を選んでいただきました。夏に町田さんが海外に行かれていてもお構いなくつづいた、吉村堅樹林頭との推敲の日々。練りに練った新連載のスタートとなりました。次も、チョー難しいものに取り組んでくださるとか。同時に師範代もされているので、焦らずゆっくり次を楽しみにお待ちしたいと思います。

 

 

さあて、今月は、「気まぐれマツコのPlusワン・ツー・スリー」を、おとどけです。

マツコ’s Plus one -1!?? 今月、初記事を掲載したライターさんをご紹介!

Edistライター:萩原ヒロキさん

 

?◎速報◎場で創発を起こす【40[花]入伝式・田中所長メッセージ】

編集的先達:荘子。人材業界の会社員として、営業、労務管理、開発、マーケ、海外事業、広報、人材採用、人事企画を求められるまま次々に異動することも、風に吹かれるすすきや竹のごとき受容力の持ち主である由縁か。

マツコ
マツコ
パパロール、会社ロールを編集し、Justライター・ロールにご参加。今も数本の原稿を抱えていらっしゃるとか?! これからも躍進をお待ちしています~

 

マツコ’s Plus one -2!?? オツ千、『編集力』特集

【オツ千 編集力vol.01】まず一振りから絶対書物へ(0966夜 ステファン・マラルメ 『骰子一擲』)

【オツ千 編集力vol.02】前と後の段違い世界定め(0833夜 ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン 『論理哲学論考』)
【オツ千 編集力vol.03】問の敷居を跨ぐパサージュ(908夜 ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』)
【オツ千 編集力vol.04】コモン・センス謎解きミステリー(792夜 中村雄二郎『共通感覚論』)
【オツ千 編集力vol.05】フレンチ・ギャルソンズの編集ムーブメント(813夜 寺田元一『「編集知」の世紀』)
【オツ千 編集力vol.06】方法知がユリイカを生む(1042夜 マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』)
【オツ千 編集力vol.07】いい塩梅の文化のおかげ(213夜 エドワード・ホール『かくれた次元』)
【オツ千 編集力vol.08】接地がらい世の渡り方(1079夜 佐々木正人『アフォーダンス』)
【オツ千 編集力vol.09】まねし万歳、似せて上等(1318夜 ガブリエル・タルド『模倣の法則』)
【オツ千 編集力vol.10】機械屋さんの真似工学(228夜 川瀬武彦『まねる』)
【オツ千 編集力vol.11】にたもの兄弟が跋扈する(1642夜 鈴木宏昭『類似と思考』)
【オツ千 編集力vol.12】身体の編集工学としての物語(422夜 室井尚『情報宇宙論』)
【オツ千 編集力vol.13】想像力の翼をください(1540夜 キエラン・イーガン『想像力を触発する教育』)

 

マツコ
マツコ
ハイパーエディティングプラットフォーム[AIDA]の参考コンテンツにもなっています、オツ千の『編集力』特集をお見逃しなく!

 

マツコ’s Plus one -3!??? 

Justライター、畑本ヒロノブさんが、松岡正剛校長 講演情報をキャッチ!!

 

?<特報>モノに宿るタイムマシン機能に気づこう!(国際シンポジウムの記念講演)

 

マツコ
マツコ
Edistライター、畑本ヒロノブさんが、松岡校長の外部講演を取材!個人的に抽選で申し込んでいて、当選したので行って書いてきます、という頼もしいJustライターぶりに脱帽なマツコなのでした~

 

 

みなさんのオシは、見つかりましたか?

以上、2023年10月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。

 

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。