何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” をお届けします。
5月8日から基本コース[守]がはじまりました。そして、前回の感門之盟からスタートしたJUSTチームが、編集学校の中を”JUST”しつづけた春でもありました。師範エッセイがうまれ、初インスタ・ライブが行われ、俺の編集力チェックも初公開。イシス編集学校、爆裂編集中。
みなさんも、スピーディーな列車にどうぞご乗車ください。さあ、それでは今月のイチオシ、いってみよぅー!
◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、角山祥道 師範、松原朋子 師範代
⦿【募集◆定員30名】「今福龍太を読む」 多読スペシャル第三弾
多読ジムスペシャルにあの今福龍太が登場する。校長・松岡正剛がその著作が出るたびに瞠目する文化人類学者である。千夜千冊1085夜では 『クレオール主義』が取り上げられている。「クレオール」「イマージュ」「書物」「ユートピア」「群島」「ホモ・ルーデンス」の6つのキーワードでその著作島宇宙を巡り、旅日記と読書マップを仕上げるという特別講座。今福龍太のその思想と詩的文体は、まだ体験していない未読の方にこそ味わってもらいたい。 ──吉村 堅樹
マツコ’s plus one! ?第2弾記事もあります。こちらも要チェック!
【まだ間に合う!】「今福龍太を読む」篇 多読スペシャル第3弾
お申し込みはこちらから!
校長が玄々書に認めた「渦々」をまさに体現しつづける人。それが「ジャイアン」こと角山祥道師範です。これまでも初師範代と並行してエディストを連載するなど、新しい試みを自らプロアクティブに実践しつづけられています。そんな角山さんがこの春取り組んだのが「編集力チェック」でした。
この「俺の編集力チェック」とは、イシス編集学校のたくさんのユニークな師範代たちが、オレ流、ワタシ流のオリジナルお題をつくり、師範代自らが指南をするという、編集力チェックの新たなスタイルです。ジャイアンは見事にそのロールを果たし、この春から開講の51[守]にも、ジャイアンの指南を受けて入門なさった方が何人もいるのだとか。
角山さんが次にどんな「別様」を体現してくださるのか、楽しみでなりません^^── 上杉 公志
マツコ’s Plus one!
ジャイアンだけじゃないゾ!!!
【新編集力チェック02】 師範・阿曽祐子は「”好き”で思考を活性化させる!」
⦿デザイナー穂積が明かすセイゴオディレクション【51守 伝習座】
[守]師範代が一番最初に行うイニシエーションは「教室名をもちいて編集学校のフライヤーを作成せよ」というお題。作成したフライヤーは伝習座で発表をします。
こちらの記事はそのフライヤー発表に対するデザイナー穂積のコメントを切り取ったもので、校長松岡から伝授された「3つのない」をあげています。
穂積が校長からデザインに関して常に言われてきたことは「主張がない、気配がない、見立てがない」という3点。
これは写真にも当てはまるではないかと目の覚める思いがしました。心に銘記したいディレクションの1つとなりました。──後藤 由加里
4 角山’s 推しキジ!
─ チーム渦・角山’s 推しキジ!─ ウズウズを発見、でPick!
情報は、区切ったり、名付けたりすることで、イキイキと立ち上がります。エディストは、フレームが弱いせいで損している記事もちらほら(ちょっと辛口)。ではフレームで成功しているのは? という好例がこの記事です。わずか100字のレビューにも関わらず、カメラ部の気の利いた写真×花伝所×千夜千冊というフレームによって、読んで見て楽しい記事に昇華しています。取り上げる本にも関係線が濃く引かれている。フレームマジック、というと失礼に受け取られるかもしれませんが、これぞ、ザ・編集ですね。そうそう、区切られた空間は、渦も起きやすいのです。 ──角山祥道
マツコ’s Plus one!???
インスタで見ると、またひときわ写真におさめられた千夜千冊が光ります
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2023年4月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 10月は開講ラッシュの月。基本コース[守]、応用コース[破]、師範代養成コース[花伝所]、技法研鑽コース[遊] […]
【プレスリリース】「思考の武器、表現の食器、発想の楽器」を手に入れる。生成AI時代を生き抜く「編集力」を38の思考の型で鍛える基本コース第56期[守]、10月27日に開講。
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。