何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。
今回は、2025年2月に公開された記事の中から選ばれた記事をご紹介します。それでは、さっそく先月の推しキジ、発表~です!!
多読アレゴリア「EDO風狂連」主催のISIS FESTA SP「田中優子の江戸・蔦重の編集力」の開催レポートが届きました。江戸と一言でいってもその歴史は長く、時代を把握するにはとっかかりが必要です。今回のISIS FESTA SPでは、江戸を〈ものづくりに没頭した時代〉という地において、00枚はゆうに超える図版を用いて多数の事例を紹介しながら江戸時代を立ち上がらせます。事例の中には「物尽し絵」もありましたが、たくさんの図版で江戸をつくす圧巻の講義!江戸を浴びた1日でした。
第二部はEDO風狂連クラブメンバー限定の歌合の会が行われました。月をまたいで3月の記事になりますが、こちらもあわせてお読みください。
─後藤 由加里
マツコ’ Plus One! ?
なぜ畑本ヒロノブ師範代は「畑本名人」と呼ばれるようになったのか?は、こちらの記事を要チェック~!
★2025新春放談 其の参 – イシス随一のマエノメリな姿勢が武勇伝をつくる
ー 応援ファンファーレでPick!
53[破]第2回アリスとテレス賞大賞作品発表!アリストテレス大賞 小笠原優美さん
イシス編集学校の[破](応用)コースでは松岡校長の仕事術を4つの編集術として学ぶことができる講座です。そのうちの一つ、「物語編集術」では、モデルとなる映画作品を換骨奪胎して、3,000文字の物語を書き上げます。この記事では、53[破]で提出された48の物語の中から最優秀賞に選ばれた作品を紹介しています。
完成された物語とその講評だけでなく、どのようなプロセスで物語が形となり、書き手にどのような変化がったのか。普段おもてにはなかなかあらわれない稽古の一端を、この記事は取り上げてくださっています。
優秀作品を紹介するこちらの2つの記事もあわせてご覧ください。──上杉 公志
53[破]第2回アリスとテレス賞大賞作品発表!アリス大賞 高橋澄江さん
53[破]第2回アリスとテレス賞大賞作品発表!テレス大賞 石黒好美さん
マツコ’ Plus One! ?
応用コース[破]で物語編集に魅せられたら、次は[物語講座]へ行くしかない!
3/29には、物語講座の修了式である「績了式」が行われましたので、エディストに旬なJUST記事が公開されています。こちらにもお届けします~
★【87感門】感話集 物語づくしのスペシャルな1日に(司会・鈴木花絵メッセージ)
★[遊]物語講座17 綴 ISIS物語アワード受賞者発表ーー【87感門】
3 チーム渦:柳瀬さん’s 推しキジ!
─ 生成AIと編集力でPick!
【ISIS co-mission INTERVIEW04】鈴木健さん AI時代に求められる編集力とは?
Google先生からchatGPT先生へ。いまや生成AIは必須ツールとなりつつあります。特に要約させたらピカイチです。いやー、ほんとに便利。もう手放せません。でもツールが便利になると思い出すのは、マーシャル・マクルーハン。生成AIは脳の拡張かもしれませんが、同時に人間にどんな影響を与えるのでしょうか?その1つの答えは、「情報に身体が抜け落ちる状況を加速させる」のかも。生成AIの答えで知った気になってはダメだ。もっと自分の体験から紡いだ言葉に編集せよ。私は、そんなメッセージをこの記事から受け取りました。── 柳瀬 浩之
マツコ’ Plus One! ?
生成AIに、色々と挑戦してきている編集学校ですが、その関連でマツコのおすすめ記事3選!!
おすすめ1:
2025年の年始に、編集部がお届けした新春放談から。寺田充宏[離]別当師範代が、松岡校長はどんな風にAIを語っていたかを共有してくださっています。
★2025新春放談 其の肆 – [離]・[AIDA]・[多読アレゴリア]をまたにかけ、創跡を残す
おすすめ2:
生成AIといえば、もう一人のISIS co-missionメンバー宇川直宏さんのインタビューも併せて読んでおきたいところです
★【ISIS co-mission INTERVIEW03】宇川直宏さん― 生成AI時代の編集工学2.0とは
おすすめ3:
外部の記事ではありますが、Wiredのレポートを。鈴木健さんが台湾のオードリー・タンさん他と共に登壇された記録です。
★オードリー・タン、グレン・ワイル、鈴木健らが問う多元的な未来とその実現に向かって──WIRED UNIVERSITY × Miraikan夏期講座レポート!(wired.jp)
以上、2025年2月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。みなさんのオシは、見つかりましたか?
次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 10月は開講ラッシュの月。基本コース[守]、応用コース[破]、師範代養成コース[花伝所]、技法研鑽コース[遊] […]
【プレスリリース】「思考の武器、表現の食器、発想の楽器」を手に入れる。生成AI時代を生き抜く「編集力」を38の思考の型で鍛える基本コース第56期[守]、10月27日に開講。
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。