何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。
今回は5月に公開された記事の中から、選りすぐりを紹介です。
今月は、編集かあさんの連載でおなじみ松井路代冊師が選者として参加してくださいました。
それではいってみよー! あなたのイチ推しキジが選ばれているかも?!
ー Pick!
編集かあさん、「できるようになる」とはどういうことかを考えない日はありません。「マンガのスコア」の堀江さんが、文章を書けるようになった過程を詳細に振り返ったエッセイは、とてつもなく貴重な記録です。
「苗代としての学校(A as B)」というアナロジカルな見方を、今すぐ、全国のお母さん、お父さん、先生たちに伝えたい。もし書くのが苦手な子が身近にいたら、嘆くのではなく、苗代を作ってほしい。そして、いつかその手から生み出されるかもしれない文章を楽しみにしてほしいです。── 松井 路代
マツコ’s Plus One!? 堀江画伯の遊姿綴箋アーカイブ
2023年12月 クリスマスは極めて日本的な美風だ
2024年1月 イタい年賀状を大放出!!
2024年2月 マンガの中の「鬼」
2024年3月 夢も現も彼岸まで
2024年4月 桜――あまりにもベタな美しさ
2024年5月 文章が書けなかった私
マツコ’sオマケ ?
”オマケ”といえば、堀江さんの遊姿綴箋なんです。
各回コラムの最後に、必ずオマケのマンガを記載してくださっていたのです。
X(Twitter)でも、オマケがたくさん見られるので、ぜひご覧ください。
堀江画伯のXアカウントでマンガを読む →こちら
ー ISISの今でPick!
「近江ARS TOKYO」の「いないいないばぁ」。感想カードの裏に書かれた言葉でもあり、『別日本で、いい。』は「いないいないばぁBOOK」と銘打たれている。4月29日に開催された「近江ARS TOKYO」@草月ホールの裏側が「いないいないばぁ」された10SHOT。松岡正剛が体調不良のなか新たな演出を見せた貴重な舞台裏が、カメラマン後藤によって明かされた。当日のフォトレポートとともに何度でも想起してもらいたい。
── 吉村 堅樹
3 マエストロ上杉’s 推しキジ!
─ 応援ファンファーレでPick!
別様への出遊に向かえ――『[近江ARSいないいないばあBOOK]別日本で、いい。』発売
松岡校長流日本編集の集大成とも言える一冊『[近江ARSいないいないばあBOOK]別日本で、いい。』がついに刊行しました。
そのニュースをエディストに寄せたのは、自らも書籍編集に関わった阿曽祐子さん。近江ARS TOKYO( https://www.hyakken.co.jp/works/8 )をはじめ、[守]講座の番匠ロール、編集力チェック( https://qe.isis.ne.jp/index/taiken001 )などイシス内外で編集を実践されている方です。
この記事では、「当初松岡による書き下ろし原稿は1万字だった。半年後には4万字を超えた」という校長松岡の編集方法や編集プロセスが、阿曽さんのおもいとともに綴られています。阿曽さんの読みのブラウザーを通じて、書籍の新たな魅力を知ることができる貴重な記事でした。 ──上杉 公志
何度でも見たい夢―53[守]師範によるこまつ座『夢の泪』観劇のススメ
もしかしたら書いたお二人(阿曽祐子53[守]番匠、福澤美穂子53[守]師範)も気づいていないかも知れないけれど、「守指導陣の目(イシスの属性込み)」で「今」のコンテンツを「相互編集」で切り取ったという意味で、これは遊刊エディストの断点(新たな始まり)ではないかと密かに興奮している。イシスの属性をまとう、相互編集する。これらは他のwebメディアと一線を画す。「どう社会と接続するか」のひとつの答えでもある。こうした記事がもっと増えていい。 ──角山 祥道
マツコ’sオマケ?こまつ座ニュース
■受付中 こまつ座第150回公演「母と暮せば」
7月から大阪、東京、沖縄公演(会場によっては売切)
今月は阿曽祐子さんが、2Picks を獲得。ご活躍ですね♪
以上、2024年5月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。
みなさんのオシは、見つかりましたか?
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 10月は開講ラッシュの月。基本コース[守]、応用コース[破]、師範代養成コース[花伝所]、技法研鑽コース[遊] […]
【プレスリリース】「思考の武器、表現の食器、発想の楽器」を手に入れる。生成AI時代を生き抜く「編集力」を38の思考の型で鍛える基本コース第56期[守]、10月27日に開講。
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。