何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” をお届けします。
今日はちょっと遅れてのお届けになりました、5月に公開された記事からのイチオシSelectionです。
今月は、「イシス人インタビュー☆イシスのイシツ」の連載をもつ羽根田月香さんが、推しキジPickに初参加してくださいました。羽根田さんは現在「チーム渦」で学衆コラム「ISIS wave」の編集担当もされています。どんな記事をPickしてくだったのでしょうか?!
それでは今月の推しキジ、いってみよぅー!
⦿【多読ジム募集】映画で痛快・物語で爽快 season15・夏
雨がちな季節に「夏」を感じるこちらを選びました。ライターは、春にオリジナル編集力チェックをスタートして大活躍の角山祥道さん。そのサクサクとした軽快な文体は、梅雨の湿気を吹き飛ばしてくれるようです。若手でフレッシュな山内貴暉さんのアイキャッチにもご注目ください。
──上杉 公志
⦿◎速報◎日本イシス化計画へ花咲かす【39[花]入伝式・田中所長メッセージ】
前触れもなく日本イシス化計画をリークした田中晶子花伝所所長。「日本をイシスにしてしまえー!」と筋肉少女帯ばりにシャウトしたわけではないが、編集を世に広めるべく入伝生に向けて『五輪書』を引いて、3つの心得を示した。それをエディスト記事ですっぱ抜いたのは、売り出し中のエディストライター・福井千裕。あらゆるイベントに出没し、早くも記者魂を剥き出しにしている。福井千裕のエディスト砲に要注目!
── 吉村 堅樹
マツコ’s Plus one?!
チラ見せされる「日本イシス化計画:インタースコア2028」&林頭語録!
? ワークショップエディターが日本イシス化の先陣を切る!【実香連】
? 師範代にすることに責任を持ちたい:麻人の意気込み【39[花]入伝式】
そして、すでにVol51まできている「オツ千」もお忘れなく〜。
⦿50[破] セイゴオ知文術へ、”全集中”はじまる。 50破hyo-syoちゃんねるvol.1
50[破]が凄まじいことになっているらしい。
アリスとテレス賞セイゴオ知文術のエントリーを前に、2週連続で”評匠N”こと中村羯磨が知文術におけるヒントと今期の稽古ぶりを届けてくださいました。
今回の記事では稽古においての「読み」と「書き」について開陳。
「読み」については「これらの本の「地」をどう読むか」と差し出し、「書き」については「場を共有する“仲間たち”と書くこと」と手渡す。ここでいう“仲間たち”とは直接的には、同じ教室で稽古を共にしている学衆仲間を指していますが、おそらく本にまつわるあらゆる人・モノ・コトも丸飲みにせよというメッセージを感じました。
50[破]の凄まじさを受けてか、いつもより筆力圧めに感じられる今期の「hyo-shoちゃんねる」。続報が楽しみです。──後藤 由加里
マツコ’s Plus one?!
50破で提示された課題本10冊は以下のとおり。突破済みのかたも、これから編集学校に入ろうかな、という方も、手に取ってみてはいかが?
『悪童日記』アゴタ・クリストフ
『文字逍遥』白川静
『地球にちりばめられて』多和田葉子
『生命誌とは何か』中村桂子
『フラジャイル』松岡正剛
『虫と歌 市川春子作品集』市川春子
『東京プリズン』赤坂真理
『数学する身体』森田真生
『あなたの人生の物語』テッド・チャン
『椿の海の記』石牟礼道子
4 羽根田’s 推しキジ!
─ ツアーレポートのお手本でPick!
⦿編集で子育てをより楽しく!【編集体験エディットツアーレポ】
ツアーレポートを読む読者の大半は、その場にいなかった非参加者、つまり「関係のない」人たちです。彼ら彼女らにどこまで興味を持たせら
れるか、臨場感を共有させられるか。レポートの難しさと成否のカギはそこにあります。
誰にでも共通する「お悩み」を軸に、読者との結節点をつなげたのが福井千裕さんのレポートでした。子育て中の悩みとはいっても、誰もが一
度は子供だったわけで、地と図を回転させながらいつのまにか読者をツアーの渦に誘い込むという趣向。ラストに隣接と波及をもってくること
によって、最も重要なソノサキを掻き立てることにも成功しています。
外部からの目線を意識して書けるのは、福井さんがイシス初のジャーナリスト・ウメコ記者の薫陶を受けたJUSTライターチームの一員である
から? デビューから現在までの記事数や熱量からも、ポストウメコ誕生?の期待が高まります。 ──羽根田 月香
マツコ’s Plus one!???
羽根田月香さんの人気連載!
【宇宙人な桂大介】【福田容子の伝説】【矢萩邦彦の黒】【ズレのネットワーカー福田恵美】【”守”護神な景山和浩】
【鏡の国の阪本裕一】【シャーマンな西森千代子】【掘ってつなぐ森山智子】【浅羽登志也の他力本願】
【魔法使いな植田フサ子】【用意周到な畑本ヒロノブ】【孕む吉居奈々】
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2023年6月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 10月は開講ラッシュの月。基本コース[守]、応用コース[破]、師範代養成コース[花伝所]、技法研鑽コース[遊] […]
【プレスリリース】「思考の武器、表現の食器、発想の楽器」を手に入れる。生成AI時代を生き抜く「編集力」を38の思考の型で鍛える基本コース第56期[守]、10月27日に開講。
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
コメント
1~3件/3件
2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。