何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。
今回は、2025年1月に公開された記事の中から選ばれた記事をご紹介します。それでは、さっそく先月の推しキジ、発表~です!!
大河ドラマ「べらぼう」と並走する連載がはじまりました。大河ドラマをこよなく愛する多読アレゴリア「大河ばっか!」の相部礼子さんと宮前鉄也さんが毎週の見どころを、毎週せっせとお届けしてくれています。
その一ではシーンを、その二ではワールドモデルを、その三ではキャラクターを、といったように物語編集術としてドラマを見るにも、お二人が着目した見どころを読むとさらに物語の理解が進みます。
「べらぼう絢華帳」は毎週金曜あたりに公開されていきます。大河とあわせてご注目を! ─後藤 由加里
ー 応援ファンファーレでPick!
JUSTライターで、多読アレゴリア「千夜千冊パラダイス」でも大活躍の福井千裕さんが、松岡校長の誕生日である1月25日にひらかれた「花伝敢談儀」でのスクープを、記事として残してくださいました。
花伝敢談儀は、花伝所の放伝生(コース修了者)が、師範代へと向かう最初の節目であり、蝶が羽を出すために蛹状態の背に自ら切れ目を入れるような、静かですが劇的な瞬間です。
スクープというのは、単に、敢談儀では「放伝生」として参加された田中優子学長が、「師範代へなろう」という心の動きをとらえたということだけではありません。そうした心の動きが、花伝敢談儀のプログラムやその場の対話によってもたらされたことを、プロセスや写真を含めた表情ごと、形にしてくださっている点です。
まだまだ寒い日々はつづきますが、来季講座の開講に向けて、編集的自由へと羽ばたく師範代の方々の姿が目に浮かぶような、春を先取りするあたたかな記事でした。 ──上杉 公志
「わたし、迷っています。」田中優子学長、セイゴオ誕生日に驚きの告白
イシスに激震走る! 今期の花伝所には場違いな入伝生がいた。田中優子学長その人である。守・破・離・風韻講座を修了して、残すは花伝所のみということで花伝所を受講した田中優子学長。学長としての責務を優先したいと、師範代になる気は全くないと、周りにも宣言していた。ところが、である。花伝所の修了イベントの熱気に煽られたのか、「わたし、迷ってます」とその葛藤する心境を吐露しはじめたのだ。そこを見事に福井千裕ジャストライターがスクープした。その後、田中優子学長は迷いを断ち切って、師範代にエントリー。来期春からは田中優子師範代兼学長の教室が登場する。どんな教室名になるのか、乞うご期待である。─吉村 堅樹
4 チーム渦:角山さん’s 推しキジ!
─ 内と外を繋いでPick!
スタートアップのためのちぐはぐな本棚 ―「STATION Ai」ヒントライブラリーのプランニング編集術
思うに「遊刊エディスト」は、外の世界との接続装置です。イシスという内と外をどう繋ぐか。この「問い」が弱いと内輪ネタに終わり、「問い」が立っていると記事の質は上がります。名古屋のスタートアップ企業の本棚選書を、イシスの中部支所・曼名伽組が担当したというレポート記事は、「イシスと外を繋ぐ」狙いが明確でした。活動自体が「イシスと外を繋ぐ」ものであり、レポート自体も、「選書の裏側を紹介」するという体で、そこに使われた方法を詳述します。まず伝えるべきトピックがあって、それをイシスの方法で語り直す。トピック×方法です。そうか、「遊刊エディスト」はこの基本に立ち返るべきなのだと、私はこの記事に教わりました。
── 角山 祥道
以上、2025年1月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。みなさんのオシは、見つかりましたか?
次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 10月は開講ラッシュの月。基本コース[守]、応用コース[破]、師範代養成コース[花伝所]、技法研鑽コース[遊] […]
【プレスリリース】「思考の武器、表現の食器、発想の楽器」を手に入れる。生成AI時代を生き抜く「編集力」を38の思考の型で鍛える基本コース第56期[守]、10月27日に開講。
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。