何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!
イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ
ゲスト回後編!音声メディアVoicy「荒木博行のbookcafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティとしてお馴染みの荒木博行さんにお越しいただきました。
荒木さんの読書法から、暮らしの中で大事にしている「振り返り時間」について、そして野中郁次郎さんの経営理論まで!?
最後には「松岡正剛とこれからどう付き合うか?」という問いにも向かいました。
【ゲスト回・後編】voicy「荒木博行のbook cafe」 マスタ
一に、読書のコツや、「感じ」を大事にする習慣・思考・経営の方法を聞きました
▼お品書き
「荒木博行のbook cafe」流、本との付き合い方/読書は著者と読者のコラボレーション/自分の中でどういう波紋が広がるか/本と出会った私を語る/読書を解放する/絵本って大事/考える余白を持ちながら読む/読みながら自己内対話/余白を広く、波紋を広げる/再読も大事/1日のうちに、振り返り時間を確保する/飲み会キャンセル界隈/言語に頼りすぎるモンダイ/「今日のウシは変だ!」/データ化、AI依存で失われるもの/大事なところ握られつつある/感じること、意識の端っこに残っていくもの/野中郁次郎さんのSECIモデル/経営は一人称からはじまる/言葉にもならない直感から全てがはじまる/「感じてること」はポテンシャル/「型」化するチカラ/構造化はある意味傲慢でもある/『構造化思考のレッスン』と「擬』/分かりやすさと闘う/分けることとつなぐということ/標本にして理解した上で、生きてる状態に戻す/自分をキャラ化するという方法/身体ごと自己内対話する/「松岡正剛」とどう付き合うか/煙に巻かれるよね/連想・言い換えが重なることで立体化する/何千人も松岡さんの中に入ってた/一人一人を読むときの誠実さ/本だからできること/自分の中の多様性と読書
▼今月の旬感本
・『アメリカ は自己啓発本でできている-ベストセラーからひもとく-』尾崎俊介(著) 平凡社 2024
・『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか-バーンアウト文化を終わらせるためにできること-』ジョナサン・マレシック(著)吉嶺英美(訳) 青土社 2023
・『不合理だからうまくいく-行動経済学で「人を動かす」-』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳) 早川書房 2014
・『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 筑摩書房 2024
・『「おのずから」と「みずから」-日本思想の基層』 竹内整一(著) 筑摩書房 2023
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。