何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!
イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。
今回は作家で元外交官の佐藤優さんをゲストにお招きしての回、後編です。
資本主義や市場経済の中で「恋愛」のあり方が偏ってしまっている現在。
「いい恋愛」をするために、私たちができることは?
具体的な「恋の仕方」について、人生の大先輩・佐藤さんから、アドバイスいただきました!
(※お話の内容に、性的な表現を含みます。苦手な方はご注意ください。)
エピソード目次 ※これでもほんの一部です・・・!官能小説辞典さえあれば/○○モノという縛り・ツボ・パターン/結婚の大原則/『存在の耐えられない軽さ』でエロスの幅を広げなはれ/バプテスト派の中村うさぎ/彼女が放蕩の限りを尽くし、辿り着いた結論は?/消費されていない”ニーズ”はある/重要な最後のところは、トートロジー/高度専門職の苦悩/運命論じゃなく予定説/予定説唱える人=上手くいってる人/遠距離恋愛は、○○○○に気をつけろ/言葉=価値観/定型って暴力的。人間の支配欲を極大化する仕組み。/”人を説き伏せるのが上”という洗脳/言葉の使い方で、わだかまりを伝えてみる/特捜部に自分を売ったりしない猫/性欲との折り合い、正面から見据えてく北原みのり/上野千鶴子/恋愛において何が正しいかは、その人の趣味よ/夏目漱石『それから』の意義/共通にもつ”憧れ”に着目する/『東京たられば娘』/「あなたの本当の気持ちを聞かせて」というパワーワード/『「ストーカー」は何を考えているか』 小早川明子(新潮社)/共依存の恐怖も織り込んで/恋愛と友情の線が、”だんだん”見えなくなる/『ソウルの春』/独特の連帯感≒愛の共同体/慶應のフリーメイソン/○○出身者の密度/アガペ―オンリーでマネジメント/エロスの怖さは、完成体になったとき可視化/赤い玉が出きった人間/最初の恋愛が重要/最初に所属した組織の先輩と恋愛関係になるな!/与件ではなく、自分たちが変えてくこともできる/代理出産が一番多い国は?/『進化が同性愛を用意した─ジェンダーの生物学』/産みの苦しみ≒職場の清掃≒痛みの転化とウラオモテ/がんじがらめでも決断主義で突っ込んでく!/シングルで行くのならば、○○○○○だけは考えて!/資本主義システムで、性以上にしづらいお金のはなし/お金持ち判定法「今、金いくら?」/人間と人間のむきだしの関係、究極系のひとつが恋愛/エントロピーと文化/熱力学で説明する恋愛
▼今月の旬感本
▼「これって恋愛? 〜この世界を動かす欲望〜」を考える 「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
・『図説「愛」の歴史』ジャック・アタリ(著)ステファニー・ボンヴィシニ(共著)樺山紘一(日本語版監修) 大塚 宏子(訳)原書房 2009
・『進化が同性愛を用意した─ジェンダーの生物学』坂口菊恵(著) 創元社 2023
・『恋愛と贅沢と資本主義』ヴェルナー・ゾンバルト(著)金森誠也(訳) 講談社 2000
・『好色一代男』井原西鶴(原作) 島田雅彦(訳)河出書房新社 2023
・『21世紀の恋愛─いちばん赤い薔薇が咲く』リーヴ・ストロームクヴィスト(著)よこのなな(訳) 花伝社 2021
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。