何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!
3月のテーマは「こども力」。春が近づくと、スキルアップしなきゃとなぜか追い立てられる気持ちになります。でも、もしかすると、大人になった私たちは何かを「身につける」というより、こどものころにもっていた力を「取りもどす」ほうが大事なのかも? 「学びほぐし」とも訳される「アンラーン(unlearn)」をどのようにしていったらいいのでしょう?
いま私たちに必要な「こども力」って何なのか、本とともに考えていきます。第1回目は、レイチェル・カーソンのあの名著を取りあげます。
▽今回のトピック
スキルアップ?アンラーン?/朝永振一郎の名言「これが科学の芽」/あの『センス・オブ・ワンダー』登場/そもそもセンス・オブ・ワンダーって何/「リスさんのクリスマスツリーだ!」/ヒヤシンスが曲がったのは、自分としゃべるため/どうして人々は満点の星空を見ないのか/ヌードモデルの肌が地層に見えてきた。ニレヨーコ体験談/パスツールのセレンディピティ/『西の魔女が死んだ』を思い出す(語り手:ニレ、おじー、はるにゃ)
▼紹介したゲスト本
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン(著)、上遠恵子(訳)、新潮社
『西の魔女が死んだ』梨木香歩(著)新潮文庫
▲旬感ノートより
\ 速報 /
アプリ「スマートニュース」内「SmartNews+」にて最新記事公開されました!今回のシリーズは「時は金なり?」です。
●「時は金なり」って「働け」って意味なの?! 格言に隠された驚きの真実
※アプリをDLしなくとも、リンク先から記事がご覧になれます
ほんのれん編集部ウメ子としては、「Time is Money」に隠された新自由主義的価値観にだいぶびっくりしたものでした。あの格言、ただの道徳じゃなさそうです。
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。