何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
今月のテーマは、なんと「鬼」。そして、最新エピソードのテーマは、西洋の鬼、つまり悪魔です。
通常水曜日配信ですが、2/24(土)にも公開されたのが、シリーズ11作目「鬼はソト?鬼はウチ?」の3本目。
悪魔ってなに? どうして、カトリック教徒の半数が信じてる? 教会がエクソシストを利用してたってホント…? 悪魔をほりさげていくと、「神」を成り立たせようとした人間たちの涙ぐましい努力が見えてきました。
▽今回のトピック
日本の鬼と西洋の悪魔。似てる?違う?/ばいきんまん、ポーの一族、ONE OK ROCK/悪魔はかっこいい?厨二病?/クセジュ文庫の『悪魔の文化史』ぜったいいい本/カトリック教徒が、49%悪魔を信じる謎/数えてみよう!悪魔の数は17億5806万4176匹/「エクソシスト」って聖職者らしい/「悪魔は理性が生んだ存在」ってどゆこと?/キリスト教の根本的なパラドクス/がんばれ、ロビンソン・クルーソー/敵は悪魔/体にとっての鬼ってなんだ?(語り手:ニレ、はるにゃ、ウメコ)
▼紹介したゲスト本
『悪魔の文化史』ジョルジュ・ミノワ著、平野隆文訳、白水社文庫クセジュ
▲ほんのれん旬感ノートより
▼ラジオの内容をさらに深掘りするなら
「BUSINESS INSIDER」で連載中の「旬感本考」を
https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
▼アプリ「スマートニュース」内「SmartNews+」でもポップにキュートに本を紹介
「秘密結社」の隠れた世界!組織のエンゲージメントを高める秘策とは。
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。