何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
1/31に公開されたのは、シリーズ10作目「時は金なり?」の3本目。
どうしてシンデレラは、12時を1分でもすぎると魔法が解けてしまったのか。今回のエピソードでは、ついにその謎に迫ります。機械時計によって、どのように人々の生活が変わってきたのか。時計が小型化されて起きた変化とは。そして、「時計の歴史」と「本の歴史」の共通点とは。
▼今回のエピソードのトピックはこちら
定時法と不定時法のおさらい/15世紀ヨーロッパ、広場に時計塔登場/ピーターパンが時計にイタズラしたビッグベン/鐘が鳴るから腹が減る?/農村的生活から都市的生活へ/17世紀の時間観がわかる「シンデレラ」/だからシンデレラは慌てて走り去った/鐘の音=タイムカード打刻時間?/はるにゃの「シンデレラ」深読み/嗚呼、時計が支配者のものへ/超絶ブラック!工場長が時計をいじって、労働時間を水増し/ガス燈登場でアフターファイブ誕生→パブで労働者が団結/ほんのれん4月号、あれば見てね/働く時間が管理されるなら、休日も制度化されるぜ/1980年代、電子時計の登場/柱時計から腕時計へ/公→共→個/時計と鉄道のカンケイ/長崎・大阪と、東京との時間感覚はけっこう違う/「時計の歴史」と「本の歴史」がめっちゃ似てる(語り手:ニレ、おじー、はるにゃ)
▼紹介したゲスト本
『時計の社会史(読みなおす日本史)』角山榮(著) 吉川弘文館 2014
『時計の時間 心の時間 』一川誠(著)教育評論社 2009
『情報の歴史21』 松岡正剛監修 編集工学研究所&イシス編集学校 構成
▲ほんのれん旬感ノート2024年1月号より
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書物はどこから来てどこへ行くのか? 読書の5000年史をたどる!
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。