何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
1/24に公開されたのは、シリーズ10作目「時は金なり?」の2本目。
時計なしでは生きていけない現代人。スマホの時計を日に何度も確認して、会議には1分たりとも遅れまいとする。今回のエピソードでは、私たちの生活を支配しているこの「時計」がいつ生まれて、どんな変遷を遂げてきたのか、歴史を掘り下げてみました。時計が生まれたのは6000年前?! 時計と農業と文字の不思議なカンケイから、修道院に初の機械時計が生まれた謎、そして時計がもたらした功罪を語ります。
▼今回のエピソードのトピックはこちら
電車が3分遅れても謝る現代社会/街のチャイムが朝・昼・夜に鳴る地元/昔の人も、こんなに時間に追われていたの?/シンデレラが聞いた鐘の音は夜11時45分?!/時計の変遷ざっくり解説〜『時計の社会史』より/時計のはじまりは紀元前4000年/農業・時計・文字のカンケイ/「聖(ひじり)」の語源/13世紀末の大転換!「機械時計」爆誕/時計の語源は「アラーム」?/修道院で機械時計が登場した理由/15世紀、不定時法から定時法へ/時計が変わり、働き方が変わった/1563年にはもう時間給/出来高がいい?時給いい?
▼紹介したゲスト本
『時計の社会史(読みなおす日本史)』角山榮(著) 吉川弘文館 2014
『時計の時間 心の時間 』一川誠(著)教育評論社 2009
『情報の歴史21』 松岡正剛監修 編集工学研究所&イシス編集学校 構成
▲ほんのれん旬感本2024年1月号より
▼時間シリーズの過去エピソードもぜひ
▼ラジオの内容をさらに深掘りするなら
「BUSINESS INSIDER」で連載中の「旬感本考」を
https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
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書物はどこから来てどこへ行くのか? 読書の5000年史をたどる!
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。