校長・松岡正剛直筆「玄々書」を3名の51[守]師範へ贈呈【82感門】

2023/09/16(土)17:30
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イシス編集学校では、初めて師範や番匠などを担当した者へ松岡正剛校長直筆の書が贈られる。第82回感門之盟「エディット デモンストレーション」の51[守]卒門式にて、初めての守師範ロールをまっとうした3名に「玄々書」が贈呈された。
玄々書は、松岡校長の俳号「玄月」に由来する。松岡校長が一人一人の姿を思い浮かべながら書く、世界でふたつとない唯一無二のものだ。

玄々書 一覧

 
◆51[守] 稲垣景子 師範 
 ボルダリングなど多数の趣味をもつ稲垣師範には、よじ登る女、「攀女」の書が贈られた。
攀女
 
 
◆51[守] 石黒好美 師範 
 「編集され尽くした」という石黒師範。守の風を受けた身を「諷身」として表した。
諷身
 
 
◆51[守] 阿久津健 師範
具妙斎
 

デザインを仕事とする阿久津師範。守の38番は言い換えで全てデザインできると語る。いろんないつき(斎)方ができるようにと贈られた「具妙斎」の書。道具を体にしていついていくと阿久津師範は応えた。
 
ご卒門された皆様、おめでとうございました。 
 
(テキスト・レイアウト:米田奈穂)
  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。