マラルメ?太夫?:51[破]出世魚教室名一覧【82感門】

2023/09/17(日)17:53
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編集学校の教室名はじっとしていない。ハマチがブリへとネーミングを着替えるように、[守]から[破]へのさしかかりで教室名が様変わりする。第82回感門之盟では、51[破]講座を受け持つ10の教室名が、校長松岡正剛によるネーミング編集で“出世魚”をした。

 

発表を待つ面々。左から新垣香子師範代、一倉広美師範代、山崎智章師範代、妹尾高嗣師範代。

「シメスが残る?」「森が3割、シナプスが2割残るかな?」自分の教室名を予想しながら発表を待っている。

 

 

司会は福田容子番匠、野嶋真帆番匠。出世魚名と共に、教室名を知った瞬間の様子もお楽しみあれ。

 

◆一倉広美 師範代

五七五クノー教室 → マラルメ五七五(ごしちご)教室

 

◆山崎智章 師範代

森のシナプス教室 →  トークン森々(もりもり)教室

 

◆森下揚平 師範代

配列変えます教室 → マジカル配列(はいれつ)教室

 

◆新垣香子 師範代

カタルトシメス教室 → カタルトシズル教室

 

◆南田桂吾 師範代

ルイジ・ソージ教室 → 類児・創児(るいじ・そうじ)教室

 

◆本間 裕 師範代

ホンロー・ウォーク教室 → ホンロー太夫(だゆう)教室

 

◆黒田領太 師範代

ミネルバ・ロードス教室 → くればミネルバ教室

 

◆紀平尚子 師範代

アスレ・ショーコ教室 → アスロン・ショーコ教室

 

◆西宮牧人 師範代

カンテ・ホンド教室 → カンテ・ギターラ教室

 

◆妹尾高嗣 師範代

平蔵もっぱら教室 → 平蔵(へいぞう)ひたすら教室

 

 

会場を沸かせた紹介動画は、下記リンクをクリックすると視聴できる。

↓↓↓

51[破]出世魚教室名紹介動画はこちらをクリック

 

手がけたのは山内貴暉。前期の穂積晴明のミームを引き継ぎつつ、教室名の中にひそむらしさを取り出した。

 

 

福田番匠は今期を振り返り、「[破]は孤独と断崖を突きつけるプログラム。50[破]は手厚すぎたと反省している。次はもっと過剰にやる」と言い放った。

 

51[破]の募集は10月1日締め切り、16日開講。きょう申し込みボタンを押せても、明日押せるとは限らない。内なるデーモンを引きずり出したくなったら、すぐに参集すべし。

↓↓↓

51[破]の詳細はこちら

 

(テキスト・レイアウト:清水幸江)

 

 

 

  • 清水幸江

    編集的先達:山田孝之。カラオケとおつまみと着物の三位一体はおまかせよ♪と公言。スナックのママのような得意手を誇るインテリアコーディネーターであり、仕舞い方編集者。ぽわ~っとした見た目ながら、ずばずばと切り込む鋭い物言いも魅力。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。