何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

イシスの講座は群で動いている。現在、45[守]講座には、21人の師範代と9人の師範がいる。師範1人と、2人ないし3人の師範代でチームを組み、チームラウンジでは日夜、相談、励まし、差し入れ、たまに息抜きの対話が交わされている。そこに時々、学匠や番匠も出入りする。
それぞれのチームには、世界にひとつだけの教室名や師範代のキャラクターに肖って、師範が名づけたネーミングがある。チーム名は指南の拠り所にもターゲットにも永遠のQにもなっていく。
45[守]の9チームはどんな名前なのか。師範のチーム名語りをよすがにクッキングで表した。レシピのポイントは、スーパーで買える材料ですぐにできること。
「おやつ篇」の2番手はチーム「水面くれセント」だ。
★チーム名「水面くれセント」
……………………………………………………………………………
水面が光や風とともに「うつり」ゆく変化やゆらぎ、そこに
映る「反転」した向こうのわたしにも出会いたい。そして、
アーク(arc)の円弧のやわらかい包容力と優作の尖った武器
が同時に表象されている「三日月型(クレセント)」。二つ
の教室のもつ「らしさ」を合わせてみました。
師範 宮川大輔
反転アーク教室 三國紹恵師範代
優作うつる教室 佐土原太志師範代
柑ぽんソーダ
佐土原師範代が住むは日向国。さわやか柑橘日向夏使用。ソーダの中でゆらいでいるのは、まろやかなはちみつ。ネーミングは宮川師範の得意技、ポンカン指南を反転させた。
●レシピ
《柑ぽんソーダ》
[材料]
・はちみつ檸檬(はちみつでもOK) 大さじ1
・日向夏(ひゅうがなつ) 1/2玉
・炭酸水 250㏄
[ダンドリ]
1.日向夏は半分に切り、飾り付け分を残して果汁をしぼっておく。(果汁にタネが入ったら取り除く)
2.飾り付け分はくし形に切って、コップのふちを挟めるように皮の白いところに切り目を入れておく。
3.コップにはちみつ檸檬を入れる。
4.炭酸水を適量注ぐ。
5.飾り用の日向夏をコップのふちに飾る。
●師範の感想いただきました!
日向夏とはちみつの甘酸っぱさが疲れた頭と体をリフレッシュ!卒門へと向かう真夏の稽古。それを乗り切るチームと教室のエナジードリンクになりそうです。(宮川大輔師範)
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
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作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。