何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

これまでイシス編集学校を受講したことのない読書好き、本好きに朗報です! これまでは応用コース[破]の修了者のみに門戸が開かれていた多読ジムに、10月から新プログラム【入門編】がスタートします。
多読ジムとは、イシス編集学校の校長・松岡正剛の著書『多読術』(ちくまプリマー新書)をもとに開発された読書術コースのこと。「深く読む」「早く読む」「幅広く読む」ための方法を、「ジム」というネーミングのとおり、フィットネス感覚で体験いただけます。
多読ジム【入門編】では、読書をカジュアルに進めるために、次の3つの方法があります。
(1)深く読む方法:本をノートにする
購入した書物を読む際にペンを使って書き込むのがコツ。書き込み方に不安がある時には松岡校長直伝のセイゴオ・マーキングを参照できる。使うペンはVコーンがおススメ。本をノートにすることで再読時に、過去の自分自身の読みに対して新たな問いを加え、より深い見方や予測付けができる。
(2)早く読む方法:目次読書法をする
多読ジムでは早く読むために読前も重要視する。目次をしっかり読み、キーワードを選んで、それらを手摺りにしてスキャンするように読むことで、一冊の新書や文庫であればたった30分で読むことが可能になるーーこれが「目次読書法」という方法だ。多読ジム受講者が無料で参加できる共読onlineでは、1時間程度の参加で20冊もの本を一緒に読むこともできる。
(3)幅広く読む:厳選の課題本リストから選ぶ
本を幅広く読みたい場合にはオリジナルの課題本リストをご覧いただきたい。幅広く読むには、読書を日常にすることが一番である。多読ジムには、読書を日常にするための読書記録システム「BOOKing」が用意されている。日常生活に寄り添いながら、書物たちとカジュアルに触れた記録を残そう。コツコツと書き込んでおけば、読書の系統図を作る際にも役立つのだ。
多読ジム【入門編01 秋】は10月9日(月)スタート(申込締切:10月2日(月))。イシス編集学校の講座未受講の方なら、どなたでも受講いただけます。定員は10名限定ですので、ご興味のある方はお早めに!。申込はコチラ。
受講者はセイゴオ・マーキングの具体例にも触れることが可能
畑本ヒロノブ
編集的先達:エドワード・ワディ・サイード。あらゆるイシスのイベントやブックフェアに出張先からも現れる次世代編集ロボ畑本。モンスターになりたい、博覧強記になりたいと公言して、自らの編集機械のメンテナンスに日々余念がない。電機業界から建設業界へ転身した土木系エンジニア。
<汁講レポート>角川武蔵野ミュージアム訪問で味わう(55[守]つきもの三昧教室)
「せっかくの遠出だから、角川武蔵野ミュージアムに行ってみよう」 イシス編集学校の55期基本コース[守]の最後のお祭り的なイベント・第89回感門之盟が9月20日(土)に行われていました。私が師範代を務める「つきもの三昧教 […]
<速報>ピッチングマシーンのボールのように飛びながら世界を認識する/55[破]突破講
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「「つもり」と「ほんと」を分けちゃだめ」 8月に入るとともに大型の台風9号が本州近くの関東に接近しました。暴風雨は遠ざかりましたが、猛暑の影が忍び寄っていますね。気温の上昇とともに、イシス編集学校の編集コーチ養成コース […]
<速報>「いったん死んでよみがえること」物語編集術レクチャー54[破]破天講
「神話が足りない」 5月も終盤へと向かい、6月の梅雨の時期に入ろうとしていますね。日本国際博覧会協会(万博協会)が大阪・関西万博の5月23日の一般来場者数(速報値)が約13万9千人だったと発表しました。開幕日の約12万 […]
「言葉の学校であるが、イメージについて語りたい」 4月末からのゴールデンウイークが終わり、初夏に向けて最高気温も上昇中です。フィクションでの枢機卿たちの思惑を描く『教皇選挙』が上映されて架空の教皇が選出されていました […]
コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。