面影とともに進む 「山根尚子さん惜門館」ご案内

2024/02/02(金)21:54
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[守]講座の終わりが近づくと、決まって届く質問がある。「教室での発言はいつまで見られるのですか?」
インターネット上の教室でのやりとりがかけがえのないものだということの表れだ。見返すと、あの時のワクワクやドキドキが蘇る。記された言葉を通して、師範代や教室仲間、あの頃の自分との対話もできる。

 

2023年1月3日に逝去された山根尚子師範が残した言葉にはときめきがあふれている。読むだけで笑顔が浮かび、春風のような声も聞こえてくる。

 

2024年2月18日(日)、感謝と祈りを込めて「山根尚子さん惜門館」を開催します。
実行委員会では、ともに過ごした編集学校のあちこちから言葉や作品や好きなものを集め、本楼を山根スマイルで包むべく準備を進めています。思い出を語りあい、面影を共有し、新たな尚子さんと出会う場に、どうぞご参加ください。


山根尚子さん惜門館(せきもんかん)

日時: 2024年2月18日(日)12時30分~18時
場所: イシス館 本楼(世田谷区豪徳寺)
会費: 3000円
主催:「山根尚子さんの惜門館」実行委員会

▼お申し込み
https://shop.eel.co.jp/products/detail/637

*本楼にて山根師範の映像、言葉、好きだった本などをご覧いただけます。
*15時頃からは、特に関わりの深かった方々にメッセージをいただきます。

 

★惜門お題★
「山根尚子さんっぽいもの」を持ち寄り、共読しましょう。
当日ご参加叶わない方も、以下のフォームから投稿してください。

  https://forms.gle/QmHNmLiCSi9mkHacA

 

<山根師範のイシス編集学校での歩み>
36[守]に入門、39[守]39[破]師範代を経て、42[守]から5期連続で師範を担当。その後、花伝錬成師範を担当する直前に病気療養に入り、一年後、ヨガインストラクターのお仕事を再開するも再び入院、2023年1月3日に逝去。

 

【追悼】笑顔と緩性の師範:山根尚子さんインタビュー(前編)
【追悼】笑顔と緩性の師範:山根尚子さんインタビュー(後編)

  • 石井梨香

    編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。