何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

日本について語るならまずルーツに立ち返ること。そのことを常に重視してきた松岡校長がついに沈黙を破る。それもテレビで、である。
BS‐TBSの新番組「関口宏の一番新しい古代史」(毎週土曜日・ひる12:00~12:54)に松岡校長がレギュラー出演することが決定し、初回放送が明日に迫ってきた。
第1回目のラインナップは「人類はどうやって日本へやって来たのか」「DNA解析によって分かった日本人のルーツ」「縄文時代、日本にはアートの心があった?」。日本の古代史は、架空の8人の天皇「欠史八代」や邪馬台国の所在をめぐる議論など、いまだに多くの謎に満ちている。しかし近年の調査や研究により、新しい発見が次々となされてきているという。そのような「古代史の今」について、ナビゲーターの関口宏さんの進行のもと、歴史学者の吉村武彦さんの最新の知見もふまえた解説に、松岡校長がコメンテーターとして古代社会や文化について新しい見方や切り口で読み解いていく。
ちなみにこの3名は、生まれが1943年・1944年・1945年とほぼ同世代。あわせて齢230を超える面々は、これまでの歴史学の枠を超えた「日本古代史」をどのように解き明かすのか。土曜の昼は、テレビ前で刮目されたし。
歴史学者の吉村さん(右)の解説を受けてコメントを寄せる松岡校長。「日曜美術館」や「情熱大陸」「オデッサの階段」「爆笑問題のニッポンの教養」「100分de名著」など、これまで多くのゲスト出演をしてきたが、意外なことにテレビのレギュラー出演は今回が初となる。
【番組情報】
・BS‐TBS「関口宏の一番新しい古代史」
・2022年4月2日(土)スタート
毎週土曜日 ひる12:00~12:54
・キャスト
関口宏
松岡正剛(編集工学研究所所長)
吉村武彦(明治大学名誉教授)
(写真提供:松岡正剛事務所)
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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コメント
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何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
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(市川春子『宝石の国』講談社)
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