鬼のいたずら・福のはなうた

2020/02/06(木)20:30
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 およそ打ち上げや飲み会などのない編集工学研究所でも、節分は恒例となっていて、この日も世田谷区赤堤のISISビルには「福は内、鬼は外」という大声が響いた。

 

 升から豆を掴んでは、威勢よく腕を上げ、うちそとに撒く。たまの大声は気持ちよく、発声練習さながらの者もある。そんな中、見るとダンテに豆である。

 

 こんな鬼のいたずらに触れると、マリアへの祈りで終わる壮大な叙事詩『神曲』も福のはなうたへ見立てが動く。

 

 さて、いたずらの犯人はだれ?

 

 

 

  • 佐々木千佳

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コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。