松岡正剛一周忌──音楽と言葉が交差する一夜へ|玄月音夜會 第三夜 オンライン参加受付中

2025/08/01(金)12:49
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ひとつき、またひとつきと、季節がめぐり──

編集工学者・イシス編集学校校長・松岡正剛がこの世を去って、まもなく一年。
それでも、耳をすませば、どこかで語りかけてくるような声がある。
ことばの向こう、音の奥、ページの余白から──。

その声に、音でこたえる一夜を。


「玄月音夜會」第三夜は、松岡正剛一周忌の特別企画として、8月13日(水)に開催いたします。

今回の共演者は、三味線演奏家・作曲家の 本條秀太郎 さん。
松岡がその音色と詩魂に深く魅せられ、長年にわたり共演を重ねた盟友です。
サロンイベント「三味三昧」、共作の「かいかい節」など、ふたりの間に響いてきた音の記憶が、いまふたたび呼び起こされます。

本夜會では、在りし日の松岡校長の姿とことばを映像で蘇らせ、本條さんの生演奏とともに“共演”する構成を予定しています。


さらに、校長の新たな書籍三作もこの日に合わせてお披露目されます。

  • 世界のほうがおもしろすぎた』(晶文社)

  • 百書繚乱』(アルテスパブリッシング)

  • 英語私家版『Birds』(bookshop M/デザイン:町口覚)

  •  

この『Birds』にちなんだ楽曲も、本條さんがこの日だけのためにご用意くださいました。

音楽、映像、書物。
あらゆるメディアを超えて、松岡正剛の編集世界が立ちのぼる夜。

会場参加は満席となりましたが、オンライン配信でのご参加は受付中です。
限定公開のアーカイブ視聴もご用意しております。

画面越しにでも、ぜひこの“共演”の空間をご一緒ください。


?玄月音夜會 第三夜|松岡正剛一周忌特別企画?

日時:8月13日(水)19:30開演(18:30開場)
会場:イシス館本楼(東京都世田谷区)※本楼ライブ参加は満席
配信視聴参加:4,000円(税別)
※お申し込み者限定で、期間限定のアーカイブ配信あり

▶︎お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/m_music_250813


ゲストプロフィール

本條秀太郎  Honjoh Hidetaro /三味線演奏家・作曲家

1971年に本條流を創流。三弦の持つ表現の自由闊達さに回帰し、各時代に各地域で自然発生的に歌い継がれてきた “うた”(自然民謡)を復元再生するとともに、それらの普遍的、民族的な躍動感や旋律をモティーフとする楽派「俚奏楽」を発表。1993年より江戸時代の端唄の全曲演奏に取り組む一方、古典の枠に留まらず、様々なジャンルの音楽、奏者と共演し、数多くの国内外公演を行っている。松岡正剛は本條氏の三味線と歌と声、またその作曲センスに惚れ込み、さまざまなイベントでコラボレーションしてきた。2014年~16年、三味線とトークによるサロンイベント「三味三昧」を本楼で共同開催した。松岡作詞・本條氏作曲による「かいかい節」がある。

  • 衣笠純子

    編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。