何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

イシスコミッションメンバーの宇川直宏さんのインタビュー記事を読んでいたら、このヘッドラインが目に飛び込んできた。
生成AI時代における「編集工学2.0」の重要性
https://www.dentsusoken.com/case_report/research/20240709/2604.html
「編集工学2.0」とは何か? なぜ、「編集工学2.0」なのか?
ほんの少しだけ記事の中身を紹介すると、この章の本文には「生成AIによって人類総クリエイティブディレクター化してしまった現在、編集工学2.0が求められる時代に突入したように感じています」とある。
記事のタイトルは「なぜ、現“在”と向き合い続けるのか?」。
「社会や未来のために活動する人びと」に焦点を当て、活動の原点を探る「パイオニアの原点」という電通総研による企画・取材記事だ。
見出しは「必要なのは答えではなく、新たな問いを見つけ出す経験」「生成AI時代における「編集工学2.0」の重要性」「センスではなく「ナンセンス」を生成する」「人間活動の側にAIを巻き込みたい」「現在は更新するために存在する」「ブルースの種は意図していない時空に実る」と続く。
AI時代の全イシス、全エディスト、全人類、必読です!!!!!!!
▼あわせて読みたい!!!!!!
【AIDA】魔術の時代から妖術の時代へ!!!!! 日常に溶け込む妖怪の処世術を学べ!!!!!【宇川直宏インタビュー全文掲載】
*アイキャッチ画像はDOMMUNEの控室で撮影したもの。松岡正剛からHyper Editing Platform [AIDA] Season2で贈られた「番神」の書が飾られている。(撮影:後藤由加里)
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。