何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

オンラインだって地域の特色を盛り込まずにはいられない。
今年もISISフェスタ「エディットツアースペシャル」の季節がやってきた。
札幌には毎年雪が積もる。
ただ雪が積もるだけなら日本各地で見られるのだ。
しかし、年間5メートルもの「豪雪」が積もる「100万都市」となると世界でも珍しい。
実は札幌は世界的にも稀な雪の街なのだ。
“雪と190万人の市民生活はどのように編集されているのか?”
「全体テーマの『探せ、方法日本!』にピッタリじゃないですか?」
勢いで乗り切ろうとする神尾美由紀(44[破]一等ピノコロジー教室師範代)はべちべちとテーブルを叩く。それとは対照的にじっくりと内容を吟味するのはベテランの岩野範昭(34[花]花伝錬成師範)だ。神尾の提案を聞きしばらく考えたのち、ゆっくりと口を開く。
「千夜千冊の第一夜は、中谷宇吉郎の『雪』でしたね」
岩野のこの一言で、「核」がうまれた。
あとは凝集あるのみだ。
・‥…―━━━―…‥・・‥…―━━━―…‥・・‥…―━━━―…‥・
知っているようで、意外と知らない雪に<方法>の光を当てる札幌会場。
昨年に引き続きナビゲータを務めるのは、明るくテンポの良い語り口が持ち味の神尾と、思考の軌跡を鮮やかに見抜く目を持つ岩野による道産子コンビだ。
雪の名残と春の訪れが交錯する3月の札幌。新しい季節の訪れとともに、瑞々しい編集力が芽吹きます。
イシスフェスタ・オンラインツアー
「記憶する雪、編集する街」
■日時:2021年3月20日(土)10:30-12:00
■会場: Zoomを利用します
お申込の方に参加用URL、パスワードをお送りします。
■定員:先着12名
■料金:1100円(税込)
インターアクター:
岩野範昭(師範/ICT系営業)
神尾美由紀(師範代/システムエンジニア)
■申し込みはこちらから
written by 神尾美由紀
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。