【イシス祭@名古屋】「ナゴヤやつし祭」でニューノーマル!?

2020/08/07(金)15:00
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名古屋には、独特なノーマルを自負する文化があります。
ときに、それはフツーとか中途半端とか、魅力のない都市no.1とか揶揄されたりしますが、じつはこれは「やつし」の編集術だったのです。

 

「やつし」とは「やんごとなき」フォーマルな者が、あえて自らの正体を隠し、世間の目を外して見せる日本の重要な方法です。つまり一見ノーマルに見える名古屋は、じつはフォーマルの「やつし」だったのです。ニューノーマルが喧伝されている昨今、ますます重要なモデルとなりそうです。

 

そこでこの夏、名古屋から「ナゴヤやつし祭」と銘打ち、その一端を世界に宣言したいとおもいます。7月25日からスタートしたエディットツアースペシャル。すでに各地から編集祭りのお囃子が賑わしいですが、名古屋エリアからも満を持しての参戦です。

 

ナビゲーターは久野美奈子さん。“尾張名古屋は久野でもつ”と云われるくらいのイシス編集学校のレジェンド。そしてサポートにノリにノッてるイシス編集学校現役師範代の佐藤れーこさん。太鼓持ちにイシス編集学校のはぐれ者、小島伸吾が囃します。EX名古屋自慢の久野ワークセッション、目からウロコですよ。

 

「尾張萬歳」をご存知でしょうか。鎌倉時代に長母寺(名古屋市東区)から発祥した祝福芸です。お正月などに福の神を呼び

込むために鼓を打ち、祝言を唱える門付け芸能で、現在のお笑いのルーツとされています。じつは、これも〇〇の「やつし」なのです!? その〇〇とはいったい何でしょうか。ある奇妙なお祭りです。この答えは当日のワークで。

 

【EX名古屋】
『編集はええで、やっとかめ! ナゴヤやつし祭』
ナビ/久野美奈子、小島伸吾、佐藤玲子
8月18日(火)19:30~21:00

https://shop.eel.co.jp/products/detail/234

 

満月の夜、あなたのパソコンに90分間リモート門付けいたします!

  • 小島

    編集的先達:葛飾北斎。名古屋の旦那衆をつなげる面影座主宰。クセのある中部メンバーを束ねる曼名伽組二代目組長。本業は豆に定評のあるヴァンキコーヒーロースター代表。セイゴオ版画も手がける多才な情熱家。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。