【イシス祭@福島】だいじょうぶだあ、まざっせ、わらじ祭りに!

2020/08/20(木)16:00
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●「あがっせ あがっせ だいじょうぶだあ」
お笑いの巨人で、先日亡くなられた志村けんさん。

 

彼のギャグで全国区になった「だいじょうぶだあ」は、福島訛りからつくられました。「あがっせ」といえば「召し上がれ」、「まざっせ」といえば「入りな」、「さすけね」といえば「大丈夫だあ」。小さなことを気にしない福島人らしい方言です。

 

その志村さんの最後の出演ドラマが、昭和の作曲家、福島市出身の古関裕而さんを描いた朝ドラ「エール」でした。

 

 

●「わらじ音頭」を作曲したのは…
和歌でも詠まれた都の人憧れの福島市の信夫山。この山の頂上の羽黒神社で行われる「信夫三山暁まいり」は、大わらじを奉納し、旅の安全と人びとの健脚を願う祭りが300年続いています。

 

この祭りを原型に、商工会が仕立てた「わらじ祭り」が昭和45年に産声をあげます。その祭りの「わらじ音頭」を作曲したのが、古関裕而さんでした。古関メロディで、景気よい掛け声で、わらじを担ぎ練り歩く、昭和から平成へ受け継がれてきました。

 

 

●「まざっせ」、「わらじ祭り」のモノガタリを
あれから50年、わらじ祭りは未来へ語り継ぐために生まれ変わろうとしています。

 

疫病退散の守り神にもなったわら人形。今回のエディットツアーでは、「わら」と「わらじ」の本来と、「まざっせ」で「やる」と「みる」の境をなくした祭りの本来を探ってみたいと思います。新しいわらじ祭りのモノガタリを編集してみませんか。

 

 

 

【イシス祭@福島】まざっせ、だいじょうぶだあ、わらじ祭りに!

8月23日(日)14:00-15:30 
 https://shop.eel.co.jp/products/detail/233

 

  • 鈴木康代

    編集的先達:網野善彦。マイクを両手でもってふくしま訛りで語るメッセージは編集の確信をとらえ、誰もの胸を打つ。二代目守学匠としていまやイシスの顔。野望は「続3.11を読む」の編集。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。