【連続開催】4/9藤田小百合の第一回「日本を感じる編集ワーク床の間編」

2023/03/29(水)12:00
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 蔵・三棚・書院。これをイシス編集学校では、レパートリー・カウンター・トレイとも言う。


 アーカイブした情報を一旦取り出し、仮置きし、そこから季節や時期、必要に合わせて取り出す。日本人は季節に応じて、情報を取り合わせることを日常としていた。書院の床の間に軸を掛け、花を活ける。

 しかし、現代人の生活にいかほど古来の方法日本が生かされているか。あらためて「日本を知り、日本をする」ことを日々に取り戻したいと、富山の師範であり、自ら暦を編集している藤田小百合が連続ワークショップ開催をスタートする。

 リアルで富山開催のみとなるが、日本する、日本したい方々は4月9日、富山に参集されたい。

 

<藤田小百合からのメッセージ>

 

社会や環境が大きく変化するいま。私たちは、日々、「これまで」や「いま」に編集を加え、“新しい時間”を創り出す必要に迫られる場面に出会うことが増えました。
とは言え、何でもかんでもこれまでと違っていればいいというわけでもなく、何かしらの「型」を見ながら編集しなければ、人として、生命として、かえって必要なものを失ってしまうこともあるでしょう。

しなやかに凜とした時間。
それは、日本文化に流れる大きな流れのひとつです。
しかし、いつしか、そこから立ち上る「おもむき」、「ふるまいや」や「もてなし」は希薄になっていると思いませんか?

今一度、身近な日常の時間に、年中行事(時間)と室礼(空間)、“日本知る”と“日本する”のニホン柱をかさねかさねしながら「ハレじかん」を取り込み、<感じる日本>を深めていきたいものです。

それには、イシス編集学校の「型」や「方法」も、大きなハタラキをしてくれます。
身近なモノやコトを見る目が大きく変わり、新しい意識、時間が流れ始めます。

みなさん、ひとりひとりから、日本の新しい伏流水がたくさん生まれ、いつか大きな編集のうねりとなることを楽しみたいと思います。

第1回目のテーマは「床の間」です。

床の間を知る・する。ご一緒しましょう。

 

【日本シルースル 日本を感じる編集ワーク 床の間編】

〇講師:藤田小百合
〇日時:2023年4月9日(日)13:30〜16:30 ※リアルのみ
〇参加費:3,500円(税込)
〇定員:20名
〇会場:〒930-0044 富山県富山市中央通り1丁目5-12 ロイヤルプリンセス2F Think space数寄書斎
〇申込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/534

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。