ゴジラVSホンヤ2 新宿3連発はホンキやでぇ

2021/06/14(月)21:07
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 池袋に続いて新宿も。ホンゴジラが副都心から攻めている。ホンゴジラこと冊匠・大音美弥子。書店への10年越しの凱旋第二弾ワークショップは、同じ書店での三連打になる。その書店とは、ブックフェアの第一弾であり、最大規模のブックフェアを仕掛けているブックファースト新宿店だ。
フェア記事はこちら
 
 ブックファースト新宿店でのワークショップ3連打をただの繰り返しと思うなかれ。ホンゴジラはホンキの本気なのだ。3つのホンキを紹介しよう。
 
<ゲストがホンキ>
 まずは豪華ゲストが毎回変わる。あの松丸本舗のブックショップエディターから森山智子と川田淳子が参戦だ。さらに多読ジム創設時からの冊師でもある増岡麻子も登壇予定。彼女たちは自ら勧める千夜千冊エディションを一冊持参し、ホンキの見どころエディショントークをしてくれる。
 
<ショップもホンキ>
 フェア随一のロング開催。この開催期間中、何度も模様替えがされているということをご存知だろうか。ワークショップ当日はもちろんホンゴジラが来店。棚や本をあーしたいこーしたいといじり倒している大音の姿に遭遇するチャンスだ。ブックショップエディターのホンキの棚さばきを観れるまたとない機会になりそうである。
 
<ショッピングもホンキ>
 ワークショップの後にはスペシャルコーナーが予定されている。ワークショップ終了後、閉店間際の30分間。大音冊匠自らがフェアコーナーを案内&解説。その口車、もとい名紹介に財布の紐もゆるんでしまうという都市伝説をあなた自身が体験することができる。ホンキの万札を握りしめて参集しよう。
 
 
 開催場所は新宿店 地下2階 Fゾーンイベントスペース。全3回の日時は以下のようになっている。連続講義ではないので、どれにでも参加可能だ。もちろん全回参加もありである。
 第1回:6月25日(金)19:30~21:00
 第2回:7月9日  (金)19:30~21:00
 第3回:7月23日(金)19:30~21:00
申し込み詳細はこちらで確認されたい。
 
 ゲストに棚に買い物に、一粒で3回美味しい3度のワークショップ。コクーンタワーの地下で暴れるホンゴジラのホンキを、あなた自身の目で確かめていただきたい。
  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。