何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

明日は何の日か。中華まんの日とかホットケーキの日というだけではない。蘇峰(885夜)や白秋(1048夜)やヴァージニア・ウルフ(1710夜)、フルトヴェングラー(918夜)の生誕日だが、それだけではない。イシス編集学校校長・松岡正剛の誕生日なのである。
遊刊エディストとしては、黙って指を咥えていることはできない。校長の誕生日に肖って、エディストは変わろうとしている。2019年にスタート以来、音声のラジオエディストにオツ千、写真の10shot、動画の映写室、本は三冊筋プレスに紅白憚読合戦、そしてマンガのスコアといくつもの企画が誕生し、小さな変化を繰り返してきた。もっと見やすくして欲しい、使いやすくして欲しいなどの要望も寄せられていた。では、エディストはどのように変わるのであろうか。それは、まだ、ここでは言えない。言えないのだが、なんかこんな感じに変わるというのをチラ見せしよう。
・なんかまとまります。
・なんかが動きます。
・なんかが選ばれます。
・メニューが変わっています。
・デザイナーが細かいこだわりを見せています。
ここからは想像をふくらましていただいて、明日のエディストをぜひ楽しみにしてもらいたいと思う。
変わり続けるイシス編集学校。変わり続ける遊刊エディスト。いったいどこがどのようにいくつ変わったのか。明日のすがたに注目いただきながら、校長の誕生日を共に祝おうではありませんか。
NEW EDIST coming soon!
吉村堅樹
僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
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作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。