何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

好評につき、多読アレゴリアの申込受付を12月1日(日)まで延長しました。なお、どのクラブも定員に届き次第募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望のクラブに絶対入りたいという方はお早めの申込をオススメします!!!!!
なぜ、身体を考える上で、進化、美食、資本主義の三軸なのか
Z軸=資本主義 ・・・資本主義のもとで取引される身体を知るという視点
カウシック・スンター・ラジャン著『バイオ・キャピタル』青土社
ここでは、身体を「資本主義」の視点から考えていきます。
人間は進化の過程で、身体を拡張する技術により「人工物」をつくり、文化・文明を発展させてきました。その過程で、労働の対価として賃金が払われるようになり、「身体」の商品化はさまざまな形で行われてきました。そして、我々は自分たちの「身体」そのものを観察し、生命についての新しい知識を獲得するに至りました。近年、ゲノム学の急速な進展によって生命科学は「情報科学」となって展開をつづけています。
『バイオ・キャピタル』では、
・ゲノム学は、特に生-資本にとって、重要な認識論的・テクノロジー的なシフトを表象している。
・ゲノム学が何を意味するかは、テクノロジーのイノベーションもしくは認識論的な発展の帰結というだけではなく、その時代において何が潜在的に成功を導くビジネスモデルであると考えられているのかによって条件づけられている。
ゲノム学は「情報としての生命」が単なる「比喩」ではなく、実際に「商品化」されることが可能な物質的な現実となりました。
生命科学は資本主義の新たな段階を表象するものとされています。「身体」とビジネスや「資本主義」のあいだをゲノム学がつなぐという構図です。身体多面体茶論としては、これは見逃せません。
◆身体多面体的ネオバロック 其の5
イシス発、マネタイズと社会実装へ!そんな実験の場をしつらえます。
マネタイズとは英語の“monetize”からくるビジネス用語です。 直訳すれば「収益化」という意味ですが、そう、ここではお金も編集の対象にしますヨ。
『医薬とバイオ』業界へ注目して投資及び結果をレポートする、そんなイベントを企画しています。医薬やバイオベンチャー銘柄について共読し、それを女性や男性に見立てて魅力を語り、交わし合い、選定して投資します。さて、どの銘柄を贔屓にしましょうか、どんな銘柄番付ができるのか?楽しみですね。
さて、何事も先ずは共読からはじまります。Editcafe上で、オンライン上で、そしてリアルな場での交わし合いが必須です。
◆身体多面体的ネオバロック 其の5
T氏の★秘密基地茶論★でのイベントに特別招待!リアルな場での交わし合いを行います。秘密基地?、詳細はまだ明かせませんが、さてさてどんな場になるのでしょう。
ここまで4回にわたって「身体を読む」ための切り口をご紹介してきました。身体の見方に正解があるわけではありません。進化身体、美食身体、資本主義身体
という、これらの3つのXYZから「身体」の何が浮かび上がるか、をてすりに身体論を交わしていければと考えています。
私とはなにか、私はどこから来てどこへいくのか。
・現代は皆が共有できる世界観が持ちにくいのではないでしょうか。
・あえていうなら、新しい神話をつくる必要があると思うのです。・生きる喜びを大切にするための世界観をつくりあげたいと思うのです。
「生命誌」は、科学の方法で得られる知識を大切にしながらも、それで人間を説明するのではなく、そこから世界観をつくっていくものであるとしています。我々はこの考え方に強く共感し、身体多面体茶論を始めます。面白いと思われた方は、ぜひ、申込みください。
多読アレゴリア「身体多面体茶論」
【定員】20名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年12月1日(日)
【受講費】月額11,000円(税込)
*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、
2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定
お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
文:身体多面体茶論一同
アイキャッチ画像:身体多面体茶論×山内貴暉
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多読ジムClassic:読書術をアップデート!自分だけのヴァージョン探し
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緊急瓦版!『多読アレゴリア 大河ばっか!』ーー本が連なり、歴史の大河へ
大河ばっか!①:「大河ばっか!」の源へ(キャラクター・ナレーター編)
身体多面体茶論④:「身体」を読む(資本主義身体編)
千夜千冊パラダイス①:シーズン1のKEY千夜は、松岡正剛「原点」の一冊!
音づれスコア:Coming soon
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。