何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

46[破]DAN ZEN ISIS P-1 Grand Prix、『遊刊エディスト』誌上で予選を開催中。第77回感門之盟での本選出場をかけて、各教室から短期決戦の応援合戦だ。
さあ、あなたも心惹かれるプランに投票を!
──プラン5:多項セラフィータ教室/Road to MICHI ──
己の中にひそむ未知の風景を探す旅へ出発しよう。
◆未知へ一歩踏み出そうとする人のために
人間関係に疲れ、差別、偏見に押しつぶされそうになり、”ここではないどこか”を求める人たち。
彼らは別の街や国に移り住むことで、癒されるのでしょうか?
いえ、きっとそうはなりません。
移り住んだ場所がその人にとっての故郷にならなければ、いつまでも”どこか”を求め続けてしまうでしょう。
このプランは新たな故郷を求める船旅を成功させるために、その人の「地」となる「心の故郷」を再構築する機会を提供します。
◆「見たことのある未知」に囲まれて
誰もが、中勘助の”銀の匙”やプルーストの”マドレーヌ、須賀敦子の”ユルスナールの靴”のような思い出のモノを持っています。これらは物語を共有することで初めて接する人にも懐かしいモノとなる「見たことのある未知」なのです。
乗客は心惹かれるいくつかの「未知」を自分の部屋に持ち込み、一緒に旅をすることで、なつかしさを感じる自分の「地」を拡張していくことができます。そして、診:カウンセラー、申:キュレーター、信:メンターのシン・三人衆が新しい土地を故郷として受け入れることができる「心の故郷」づくりをサポートするのです。
◆「来たことのある未知」への出航のお知らせ
世界中の生きづらさを感じる人々を支援するNGOが運航するこの船は、次回は、2021年9月に出航します。
どのような「見たことのある未知」が用意され、どこに向かうか、それは”未知への道”。今は秘密です。
でも、出航前に知りたいぞ!という方は、ぜひこのプランへ一票を!!
[企画] 学衆:岡山高明
[画像作成] 師範代:戸田由香
▼投票はこちら
読者投票あり!!46[破]「DAN ZEN ISIS P-1 Grand Prix」プランニング編集術アワード予選を開催
投票締め切り:2021年8月25日(水)24時
→プラン5:多項セラフィータ教室/Road to MICHI
きたはらひでお
編集的先達:ミハイル・ブルガーコフ
数々の師範代を送り出してきた花伝所の翁から破の師範の中核へ。創世期からイシスを支え続ける名伯楽。リュックサック通勤とマラソンで稽古を続ける身体編集にも余念がない、書物を愛する読豪で三冊屋エディストでもある。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
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作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
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