「倍返し」できたかどうか 校長ゼッコーチョー【20周年感門之盟】

2020/09/20(日)14:36 img
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それにしてもコレ、すごいね。「倍返し」できたかどうかわからないけれど。

 

番組「校長ゼッコーチョー」に出演した松岡正剛校長は、第74回感門之盟エディットジャパンのタブロイド紙「EDITOR SHIP」を絶賛しながら、番組表の「リモートで校長の編集倍返し」という紹介文に笑いながら応じた。さらに「このタブロイドの魅力のように、今日はみなさんのB面、アナザーセルフの顔を見せてもらいたい」と付け加えた。

 

「ぼくはキリスト教的な単位である1年という単位はあまり気にいっていなくて、17〜18か月くらいがちょうどいいじゃないかと思っているんだけど」と独自の周季感覚をしめしたうえで、「20周年という歳月には万巻去来するものがある」と語った。「編集学校でとくにうまくいっているのは、少年期、青年期、老年期でそれぞれちょっとずつ流れる時間は違うわけだけれど、そうした異なる時間感覚が混ざっていることだと思います」。

 

「今、ソーシャル・ディスタンスと言われているけれど、個人の耳や目や爪先から編集から始まっている。私たちは情報感覚帯、知覚をそもそも持っているわけで、それらすべてを含めたエディット・ディスタンスなるものをつくっていかなければいけない。だとしたら、編集学校は日本の最前線で必要とされるかもしれない」。

 

次に松岡校長出演予定の番組は、本日7時10分〜「SEIGOWの部屋」。どうぞお楽しみに。

  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。