対話でトポスや期を超えていく【20周年感門之盟】

2020/09/20(日)14:30
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9.11にジョブズ、小島よしおに韓流の少女時代。

2000年からの10年のクロニクル映像から感門之盟は始まった。

 

オンラインとリアルで300名超が集う20周年の総合司会は、編集学校とともに20年を駆け抜けてきた佐々木千佳局長だ。

芸子や花魁のお引きずりスタイルの着物をまとい、二日間を伴走していく佐々木局長は「多層に情報を折り重ねたい」と対話によって期やトポスを編みあげていく。

 

編集工学研究所の入り口「井寸房(せいすんぼう)」でみなさんをお出迎え。

 

オンライン越しに対話を重ねる。

 

大阪の近畿大学からは、名古屋から駆けつけた曼名伽組二代目の小島信吾組長と、エディストライターやエディットツアーナビゲーターなどで進化中の梅澤奈央師範代が、九州の耶馬渓からは九天玄氣組の中野由紀昌組長が登場。

 

第6期きららひびき教室師範代の日高裕子さん。

近大生の受講サポート師範に、千趣会のイシス分校でも指南をしている。

「編集を人生するは世界との関わりをさぐること。方法といいつつ人なのだと感じている」

 

第6期万法ももんげ教室師範代の洞沢葉子さん。
インスタのずっと前から千夜千冊を擬いた「千夜千着」できものの編集をする。

「着物をスーツ代わりに仕事着にしています」

 

第7期からくりおいらん教室師範代の稲本健二さん。初代「番匠」ロールをつとめる。

師範は虫の目・番匠は鳥の目、師範は熟読・番匠は速読と、注意のカーソルと読書でロールの違いを語る。

「教室のらしさをとらえ、いいところを抽出し、+αの工夫の言葉を短い時間で返すことを心がけていた」

 

第15期般若パラメータ教室師範代の中村正敏さん。
「編集的社会像」を考える経済産業省プロジェクト・日本再考委員会に松岡校長とともに参加した。

「霞ヶ関の官僚や、マスコミの最前線にいても解釈しきれない問題にむかえるのは、編集工学を松岡校長の側で学び続けられているからこそ」

 

 

イシス編集学校立ち上げメンバーの宮之原立久教頭。

初期メンバーが今も関われる仕組みづくり、編集学校のロールを超えて編集するコミュニティづくり、動画版イシス編集学校づくりを今も仕立てている。

「学習のコミュニティに参加することで気づきや学びを共有していく。20年経ってもこのベースはかわらない」

 

* * *

 

「いよいよ感門之盟スタートです。

 エディットジャパンを戦い続けていた松岡校長に登壇いただきます」

 

濃厚・濃密な感門之盟は始まったばかりだ。

  • 上杉公志

    編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。