何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

あなたは知の巨人・松岡正剛を知っているか。日本の知性を代表する人物だ。「出版界、学界、政界、経済界など、知が関係するありとあらゆる場所に松岡氏の影響が及んでいる」「天才的な解釈者」と賛辞を惜しまないのは、元外務省主任分析官の佐藤優氏である。伝説の雑誌『遊』で一世を風靡し、近年増補された『情報の歴史21』はヤマザキマリ氏やいとうせいこう氏が推薦。古今東西の書籍をガイドする空前絶後の千夜千冊は1796夜を数える。
その松岡正剛がつくった学校がある。知る人ぞ知るイシス編集学校だ。松岡はなぜ半世紀以上にわたり、天才的な仕事を生み出せるのか。その秘密は「編集力」だ。松岡は断言する。「才能の8割は編集力です」
イシス編集学校は、編集力を身につけるオンラインスクールである。受講すると、稀代の編集者松岡が考案したエディトリアルエクササイズを体験し、アナロジカルな思考を鍛える。前法政大学総長で江戸文化研究者の田中優子氏は、イシスの[守][破][離]を修了し、「学校教育ができないことばかりを成し遂げた学校」と、この画期的な学習法に感嘆している。
イシスでは、遊ぶように学びを重ね、あなたの眠れる80%の能力を開花させるのだ。知識は一切不要、必要なのは好奇心。年2回開講の[守]基本コースは、締切間近。いま門を叩けば、セミの鳴くころ、しなやかな思考力とみずみずしい表現力を身につけたあなたに出会える。
■[守]基本コース 2022春講座
2022年4月25日(月)~2022年8月21日(日)[定常プラン]☆満席御礼
2022年5月23日(月)~2022年8月21日(日)[速修プラン]★募集中
▼申込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/361
※4月19日現在、定常プランは満席となりました。現在お申し込みいただけるのは、プログラム内容はそのままに、高密度で稽古を行う[速修プラン]です。締切は5/16(月)ですが、定員に達し次第締め切らせていただきます。
■イシス編集学校とは
2006年6月、情報編集術を伝える学校としてインターネット上に開講。校長は松岡正剛。開講22年で編集コーチ850人を輩出し、同校プログラムを企業や大学、学校でも展開するほか、伝説の年表『情報の歴史』をはじめ、さまざまな編集プロジェクトを推進しています。
公式HP:http://es.isis.ne.jp(運営会社:編集工学研究所)
■[守]基本コースとは
イシスには[守][破][離]など編集力に応じたコースが用意されていますが、すべての基礎となるのが[守]です。この講座では、4ヶ月で、情報編集の基礎となる38の型を習得します。春、秋の年2回開講。受講生は、出版やメディアに関わる方のみならず、企業や組織ではたらく国内外のビジネスパーソンや教育関係者、そして、編集に触れたことのない小学4年生から88歳まで多士済々。
課題はすべてオンラインのテキストコミュニケーションで完結。スマホひとつあれば、日時にも場所にもとらわれない、自由なスタイルでの稽古が可能。それゆえ継続が難しい遠隔学習プログラムながら、修了率は破格の80%超え(2022年春現在)
▼詳細:https://es.isis.ne.jp/course/syu
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
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(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。