いざ、発見と構築の「物語」という方法へ【16綴物語講座への誘い】

2023/08/21(月)09:41
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先日、「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってきました。

展示は「人間は創造しない。人間は発見し、その発見から出発する」という素晴らしい名言からスタートしたのですが、私の人生の師のひとりであるガブリエル・タルドの「すべてのものは発明か模倣かにほかならない」と重なるこの思想は、「物語」の原点ともいえます。

 

 

物語は、決して無から生み出すものではありません。

ウチもソトも、世界は物語で満ちています。そこに編集的方法を用いることで、あなただけの物語を見つけ、形作ることができます。さらには、物語のなかに改めて「方法」を見出すことさえできます。

物語の種を見出し、想像と連想を拡げるには「守」の方法が、テキストとして表現のバリエーションを見出し、構造を問い直すには「破」の技法が有効です。

さらに、新カリキュラム3季めを迎える物語講座には、それらを改めて「物語」という視点で捉え直し、アウトプットとして書きながら、凝り固まった思考を掻き回すためのインプットや、「書きたい」ではなく「書かされる」感覚を味わうためのセレンディピティを生む仕掛け・メソッドが詰まっています。

 

資格はたったひとつ、[破]応用コース修了者(突破)以上。

熱波と混沌に包まれる今こそ、世界と自分の物語を解きほぐし、再構築に向かう、旅の仲間をお待ちしています。

 


Info


[遊]技法研鑽コース 「物語講座」第16綴
https://es.isis.ne.jp/course/yu-narrative

■期間   :2023年10月9日(月)~2024年2月4日(日)
       ライブ稽古「蒐譚場」12月16日(土)

                 編集工学研究所(本楼)
■資格   :[破]応用コース修了者(突破)以上
■プログラム:窯変三譚/トリガー・クエスト/編伝1910
■お申込み :https://shop.eel.co.jp/products/detail/573
       ※再受講割引あり。


 

 
  • 小濱有紀子

    編集的先達:倉橋由美子。古今東西の物語を読破し、数式にすることができる異才。国文学を専攻し、くずし字も読みこなす職能。自らドラムを打ち鳴らし、年間50本超のライブ追っかけを続ける情熱。多彩で独自の編集道を走る、物語講座・創師。

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コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。