何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

世界は謎だらけ。人生は壁だらけ。2019年度の『科学道100冊』ブックレットの扉メッセージだ。
9月26日、豪徳寺・本楼に、メディア関係者が30人以上集まり、「科学道」の記者発表会が行われた。理化学研究所とイシス編集学校を主催する編集工学研究所によるブック・プロジェクト『科学道100冊』。両社は共同で選書委員会を構成し、未来の科学者となる子供たちに手にしてほしい必読100冊を選定した。
本楼にずらりと並んだ100冊は、理研の科学者たちが道を拓く際に携えた選り抜きマジ本ばかり。登壇した松岡正剛校長は、特にお勧めする1冊は?との質問に、選考委員の立場で1冊を選ぶのはマズイのですが、としつつも、『ロウソクの科学』(ファラデー、角川文庫)を一押した。
ブックレットはこの後、中学校・高等学校・公共図書館など希望する参加団体に無償で配布されるほか、科学道フェア開催中の書店で手にすることができる。第1号店として、ジュンク堂書店池袋本店に『科学道100冊2019』の本棚が出現している。
https://kagakudo100.jp/information/
松岡正剛校長がかねてより手に取っていただきたいものだとする『ロウソクの科学』(ファラデー、角川文庫)
佐々木千佳
編集的先達:岡倉天心。「24時間働けますけどなにか?」。無敵の笑顔の秘密は未だ明かされない学林局局長。NEXT ISISでも先頭を日夜走り続けている。子ども編集学校開校は積年の願い。
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
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日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。