待て、待て、マジか? ― 44[守]師範代・今田美穂の事件簿

2019/11/04(月)17:26
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 2019年10月、今田美穂(44[守]師範代)は「ラテ・ルナ・マギカ教室」で事件性をにおわせる発言をした。

 

 「こんばんは~~。もっと早く指南をお届けするつもりだったのですが、アクシデントに巻き込まれて、ちょい遅くなってしまいました。どんなアクシデントかは、機会があったらお話しますね~~~(むふふ)」。

 

 同日、チームラウンジで今田は、担当師範の石井梨香に真相を報告をする。

 

 「前日に横断歩道歩行中、右折しようとした車にあたり、病院で13針縫う羽目になりました」。

 

 石井のみならず、同僚師範代の小桝裕己、学匠の鈴木康代、番匠の和田めぐみから気づかう声がよせられる。

 今田は「はー、交通事故って遭うんですねえ」「ネタ としていい経験でした」と他人事のようにふり返る。「記憶がふっ飛びました」と述べながらも、指南を継続する今田。客観的なモノゴトのとらえ方は、今田の生業である映像制作の経験でつちかわれている。その様子に石井は「ただ者ではない」とうなった。

 なお、今田の教室は学衆から「まて、まて、まじか教室」と名づけられている。  

 

  • 井ノ上シーザー

    編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。