何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

受付開始は11月5日(火)13時なので、お間違いなく。2019年11月1日、多読ジムのオフィシャルサイトが公開された。早々にして学林局には想定を上回る反響が届いている。
募集は定員100人に達した段階で締め切られる先着制。募集開始に備えて学林局は臨戦態勢を整えている。ほとんど応募開始の瞬間に締切になる[離]や[遊]風韻講座と同様に、キャンセル待ち続出の講座になる可能性が高いからだ。
受けるべきか、せぬべきか。迷っている人はオフィシャルサイトの下部にある「多読ジム問診票」が効く。一気に迷いが吹っ切れるはず。多読ジムは”ジム” オジーは「引退しない」でも紹介した通り、問診票の作成者は吉村堅樹林頭。10項目の結果に関わらず、はからずも林頭のエスプリにクスッとしちゃった人は受けるべきか(いや、せぬべきか?)。
冗談はさておき、林頭が問診票に託したメッセージはこうだ。「迷ったら決行」。これは松岡正剛校長に学んだエディストとしてのジンセー哲学である。「ぼくの生き方T。つねに憧れを抱く。焦りを集中力に変える。安全3・危険5・沈思2。ふしだらを好みの相手と共有する。色彩よりも濃淡。ロハス嫌い。迷ったら決行。」(2012年11月4日の日刊セイゴオ「ひび」)。
≪多読ジム問診表≫
<多読ジム>受講を迷われている方に、問診表をご用意しました。
以下の項目がいくつあてはまるかご確認ください。
□ 読書時間が取れない。
□ 買いたい本が選べない
□ なんとなく読み始めてしまう
□ 読んでいるとだんだん集中力が切れる
□ 著者の言いたいことが要約できない
□ 言葉の知識が不足しているのが気になる
□ 新聞・雑誌を読むときと本を読むときを区別できない
□ 著者の経歴に関心をもってこなかった
□ 調べ読書はできるが、学び読書ができない
□ 1か月に3冊は読めない
10項目 :完全読書危篤状態です
………<多読ジム>はあなたのような方のためにあります。
お待ちしています。
5~9項目:かなり重度の離読症
………まずはリハビリから。
<多読ジム>で頭も体もほぐしていきましょう。
1~4項目:油断大敵!難読症の兆しあり
………さあ、手遅れにならないうちに急いで<多読ジム>申込みを!
0項目 :あなたは多読アスリートです☆
………ぜひ、<多読ジム>のエースになってください。
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。