何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

クリスマス・イブの12月24日、イシス編集学校の多読ジムSP「村田沙耶香を読む」の読了式を開催します。イベントの目玉はなんと言っても、村田沙耶香さんと松岡正剛校長が対談するスペシャル・セッション。本コースを受講していない方もオンライン視聴できるので、ぜひご参加ください。お申込み詳細はこちらです。
https://edist.isis.ne.jp/just/tadokugym-muratasayaka-special/
イベントは1)読了式、2)村田沙耶香さんによる「特別賞」発表・講評、3)村田沙耶香×松岡正剛校長【スペシャル・セッション】の三部構成です。
読了式では、現在進行中の多読ジムSP「村田沙耶香を読む」受講者の修了作品が公開され、優秀作品には村田沙耶香さんご本人が選出する特別賞「村田沙耶香賞」が授与されます。
上記リンク「遊刊エディスト」の記事に掲載しましたとおり、本コースの修了制作の形式は漫画でも写真でも詩歌でも絵画でも書評でもなんでもあり。自由なルールで、いわば村田沙耶香トリビュートのようなかたちをとるわけですが、いったいどんな作品が飛び出してくるのか。そして、栄えある村田沙耶香賞は誰が手にするのか。その様子はオンライン視聴でもご覧いただけるので、こちらもどうぞご期待ください。
村田沙耶香×松岡正剛のスペシャル・セッションでは、村田沙耶香を読むことの魅力、村田沙耶香という人間の魅力を松岡正剛校長がぞんぶんに引き出してくれることでしょう。二人の再会は雑誌「スタジオ・ボイス」(2017年10月号)の鼎談企画「来るべきエロス」以来のことです。この貴重な機会をぜひお見逃しなく!
Info
◉多読ジム スペシャルコース「村田沙耶香を読む」読了式◉
∈日時:2022年12月24日(土)14:00~17:00
∈出演:村田沙耶香(小説家、多読ジムスペシャル著者ゲスト)
松岡正剛(イシス編集学校校長)
∈プログラム:
1)読了式
2)村田沙耶香さんによる「特別賞」発表・講評
3)村田沙耶香×松岡正剛校長【スペシャル・セッション】
∈オンライン参加:3000円(受講生以外の方)
*お申込み後、zoomのアクセスキーをお送りします。
12月23日(金)18:00までにお申込みください。
∈URL:https://shop.eel.co.jp/products/detail/467
∈お問合せ先:イシス編集学校 学林局 front_es@eel.co.jp
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
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