何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

日本のインターネットの父は何を語るのか。
「『情歴21』を読む」シリーズ第五弾のゲストが決定しました。ついにこの方の登場です。現在、デジタル庁の顧問をつとめ、日本のインターネットの父として知られる工学博士の村井純さんです。
村井さんは、これまでのシリーズのゲストと同様に編集工学研究所の企業塾Hyper-Editing Platform[AIDA]のボードメンバー(知のアウトレイジ!?)の一員でもあります。
https://edist.isis.ne.jp/guest/aida-season2-outrage/
いま私たちが日本で、そして日本語でインターネットを使用できているのは、村井さんのおかげといっても過言ではないでしょう。
よく知られている話ですが、村井さんが慶應義塾大学/東京工業大学間でコンピュータをネットワークでつなげたのが、日本のインターネット誕生の瞬間だと言われています。1984年のことです。それが日本初のコンピュータネットワーク「JUNET」の端緒となり、その後も村井さんは日本におけるインターネット普及の先頭を走ってきました。いや、今なお先頭を走り続けています。
https://edist.isis.ne.jp/guest/aida2_04_murai/
そんな村井さんの目に『情報の歴史21』はどのように映っているのか。『情歴21』を手にして、いったい何を語るのか。
第五弾では、インターネットの来し方行く末までを、すなわち通信・電信などインターネット前史から黎明期を経て、現在、さらにグローバルな視点から”来たるべきシン・インターネット”の将来までを一気通貫する予定です。こんな機会はめったにありません。どうぞお見逃しなく!
左:村井純『DX時代に考える シン・インターネット』(インターナショナル新書)
中:村井純『インターネットの基礎情報革命を支えるインフラストラクチャー』(角川インターネット講座)
右:村井純『インターネット』(岩波新書)
「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む」は、古代から中世、近世、近代そして2020年まで古今東西様々なジャンルを見開きで一望できる『情歴21』という一大クロニクルに、どんな可能性があるのか、どのように使い倒すことができるのか、さまざまなゲストが自らの方法を開陳するスペシャルイベントです。
このアーカイヴは書籍化の構想もあり、今後も毎月一回ほどのペースで続いていく予定です。まだまだ見逃せない情歴プロジェクト、今後の展開もお楽しみに。
ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む
第五弾 村井純篇
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2022年6月18日(土) 14:00~16:30
■会場:
リアル参加:本楼(世田谷区豪徳寺)
オンライン参加:お申し込みの方にZOOMアクセス情報をお送りします。
■参加費 :
リアル参加:¥ 3,850(税込)
オンライン参加:¥ 2,200(税込)
■参加資格:どなたでもご参加いただけます。
■参加特典:お申込者限定のアーカイブ動画がございます。(視聴期間:約1カ月)
■お申込み:以下よりお手続きください。
*プルダウンでリアル/オンラインをお選びください。
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。