【オツ千番外編】『少年の憂鬱』に松岡正剛の本来を読む

2025/08/09(土)08:00 img
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 「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」、ちぢめて「オツ千」のライブ動画 千夜千冊エディション編! ISIS花伝所の修了イベント恒例になった「オツ千LIVE」! 千夜坊主の林頭・吉村堅樹と千冊小僧・デザイナーの穂積晴明。『日本的文芸術』『面影日本』『サブカルズ』などを連打してきたオツ千コンビが今回は『少年の憂鬱』に取り組む。

 千夜千冊エディション『少年の憂鬱』に松岡正剛の編集の本来を読み解くべし。花伝所の放伝生が取り組んだ図解を使って、20分の予定時間を大幅にオーバーして、永遠の少年二人がインタラクティブに、そして「生」でオツ千します。 発熱をおしてやってきた小僧・穂積は大丈夫か? 坊主・吉村の脱線少年エピソードは放送可能か? エディション『少年の憂鬱』をお手元に置いてご鑑賞ください。

 

 「少年はこの世で一番わかりにくい哲学だ」と前口上で松岡正剛は語る。そのわかりにく哲学をいかに我がものにするのか。プラネタリーブックス『存在から存在学へ』の「少年の人工美学によせて」を補助線に、幼な心がなぜ大事なのか、少年が悪になるのはどうしてか、そして松岡正剛の本来とは何かをハイスピードで交わしていきます。いき過ぎ、やりすぎ、誤読、放送禁止もノーカットでお届けします。オツ千ショートバージョンのライブ、お楽しみあれ。

 

 

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▶︎当該千夜千冊エディション 『少年の憂鬱』

 

 

 

▼過去のエピソードはこちら▼

  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。