第149回伝習座速報 宮川[守]師範はどこを向く?

2020/03/28(土)20:30
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陽も落ちて密度と熱量の増す149回伝習座。

 

「用法1指南語り」を担当するのは粘菌櫻座教室の学衆全員を卒門に導いた宮川大輔[守]師範。

「学衆をノセる指南の『3ぽん』」と題し、先達師範代の教室模様を列挙によって、師範代ー学衆間のインタースコアの方法を伝授した。

 

まず挙げたのが学衆目線でリバースエンジニアリングすること。

加えて、特に最初のコップのお題では「あなたが持っているものをどんどん出していいよ。なんでも受け止めますよ」という師範代の構えをオンラインを感じさせないゼストで伝えていた。

 

Zoomの画面でもうなずいたり、メモを取ったりする面々がある一方で、誰もが疑問に思っていたのは宮川師範が常に右上を向いていたことだ。

「右上にアンチョコを貼ってたんですかね」「考えるときに右上を向く癖があるとか?」「あっちに別のカメラがあるんじゃないですか?」などの憶測が飛び交った。

 

真相は現時点で謎のままだが、きっと南を向いていたに違いない。

  • 上杉公志

    編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。