南洋に方法の台風予報。平野しのぶ師範代のEツアー初登板。

2020/02/04(火)20:37
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 「見えないものを価値にしてあらわすのがアートであり、編集である」。
 平野しのぶ師範代のエディットツアーのテーマは、「ビジネスにアート思考をもちこむ編集力」。リゾート開発の仕事で世界中、日本中を飛び回り、年に飛行機搭乗は100回を超えるという平野。仕事であるホテルのデザインにも、リゾートの企画にもアートな編集力が必要だと日々感じているということで、エディットツアーのテーマが決まった。
 
 「アート」の語源はラテン語の「アルス」。「方法」を意味する。特に情報の見方を変えること、異質な情報を関係づけること、そしてそれをあらわし、示すこと。つまり、「アート」は「編集」と言い換えてもいい。情報をインプットし、アウトプットするまでの間にあるのが「編集」。そのブラックボックスになっているプロセスを情報の収集・関係づけ・構造化・演出の4段階にわけて、意識的に方法として学ぶのが「編集術」だ。言い換えれば「編集術」は、アートのプロセスの可視化をしているわけなのである。
 
 平野は高野和哉師範代とともに、石垣島ゆがふ国際映画祭の共同発起人の一人にもなっている。
 
 
今回のエディットツアー初登板を経て、平野&高野のコンビは初の石垣島でのエディットツアーを開催予定。アートと編集でビジネスを動かし、世界を股にかける平野しのぶ師範代。石垣島での1時間半を4本。スコールのごとく編集知を南の島に浴びせかけるだろう。
【石垣島会場 day1】日時:2月22日(土)
13:30 – 15:00  第1回
15:30 – 17:00  第2回
場所:アートホテル石垣島 13階スカイラウンジ「カプリコン」(沖縄県石垣市大川559 )
 
【石垣島会場 day2】日時:2月23日(日)
13:30 – 15:00  第3回 U23の編集講座(23歳以下)
15:30 – 17:00  第4回(2/22(土)の第1回と同内容)
場所:アートホテル石垣島 13階スカイラウンジ「カプリコン」(沖縄県石垣市大川559 )
  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

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堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。