ISIS 20周年師範代リレー[第6期 立岡茂 つらなる熱烈回答ツリー]

2020/07/20(月)10:38
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 2000年に産声をあげたネットの学校[イシス編集学校]は、2020年6月1日に20周年を迎えた。現在開講中の第45期の師範代まで、1期ずつ数珠つなぎにしながら、20年のクロニクルを紹介する。

 


 

時の首相は小泉純一郎。海外を見れば、イラク情勢をめぐる緊迫の連続。そんなころ、イシス編集学校では、第6期[守]が始まりました。当時エディターをされていた立岡師範代の教室では、回答のツリーがどこよりも大きく育っていたことが思い出されます。学衆たちからの回答が、つながる、つらなる!「Q力発伝」という教室名のごとく、情熱の指南が届き、応答がどこまでも繰り返され、発電ならぬ発伝の連鎖。確かな指南の腕前から、花伝所のカリキュラムづくりではよく相談させていただきました。熱烈師範代が、教室全体をどう見ながらマネージするのか?今でも、「キーメンバーを生かす」という方法が、師範代マニュアルのなかに、刻まれています。

 

>あの日!あの時!千夜千冊!>
⦿この時代の編集学校を、松岡正剛はどう見ていたのか?

0813夜:寺田元一『「編集知」の世紀』

… 2003年07月09日

 

◎生物には、キリがないほど謎が多い

0802夜:クリス・レイヴァーズ『ゾウの耳はなぜ大きい?』

… 2003年06月24日

 

〇16~17世紀前半のヨーロッパにみる差別・マイノリティ・ジェンダー問題

0693夜:ベルント・レック『歴史のアウトサイダー』

… 2003年01月16日

 


>師範代これからメッセージ>

常に『揺れている』ことこそが、編集思考の醍醐味だと思います。

今ある状況を常に揺らし続け、まだ誰も見たことのない世界を切り拓いていってください。

 

Q力発伝教室 立岡 茂

 


 

Designed by 穂積晴明

 

【図版引用】

・Sudbury Neutrino Observatory from Wikipedia CC4.0
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Sudbury_Neutrino_Observatory.detector_outside.jpg

 

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。