【Archive】ISIS wave コレクション #1-30

2024/06/14(金)07:30
img ARCHIVESedit

イシス編集学校の受講生が、編集的日常を語る、好評エッセイシリーズ「ISIS wave」。2023年3月に始まり、2024年5月末に30回となりました。各地で渦を巻き起こしてきた、当シリーズのうずうずな軌跡をアーカイブでお届けします。

 

【組織とわたし】

システムだって、関係だって、なんだって編集できる。

 

01)ルル三条で挑んだ病院編集―石川英昭

08)企業アドバイザーの実装実験―斎藤肇

10)海運マンは〝おとづれ〟に耳を澄ます―神戸七郎

21)エストニアで見つけたたくさんのわたし―神保惠美

23)わたしのイシスクロニクル―姜舜伊

26)私はもうアンパンチを繰り出さない―松林昌平

28)宗教する・編集する―中島紀美江

▲編集は世界だってまたにかける(海運マンは〝おとづれ〟に耳を澄ます―神戸七郎)

 

【好きこそものの】
好き=数奇の中には編集がたっぷり詰まっている。

 

11)コンパイルの海をゆく―乗峯奈菜絵

14)いちにちだけの喫茶店―三澤洋美

16)型が音楽を運んでくる―瀬尾真喜子

17)ライブを料理してみた―藤井一史

18)エレボタに魅せられて―中野渡有美

19)推し活は型で加速する―猿川博美

29)編集の方法は連句にあり―小原(濤声)昌之

▲気になったものをあつめて、わける。これぞ編集のいろはだ(エレボタに魅せられて―中野渡有美)

 

【内なる稽古】
日日是編集稽古なり。

 

03)身体×言葉×音楽のインタースコア―松岡竜大

04)センセイのリバース・エンジニアリング-倉内祐子

06)木こりが手にした「5つのカメラ」―木田俊樹

12)既存の言語からの脱却―小林陸

22)方法の力で“サウナ”を再編集―束原俊哉

30)さらば、わかりやすいワタシ―中田ちひろ

▲守を走りきったご褒美。偶然の僥倖だけど(さらば、わかりやすいワタシ―中田ちひろ)

 

【家族のなかで】
大事な人との日常も編集の力で発見的に。

 

07)稽古の旅・旅の稽古―今野知

09)ライターママの三位一体―前田真織

15)新米パパのイクメン日記―坂田裕俊

24)なあにが降って言葉が動く―荒井理恵

▲わが子をイラストに描く。ほら、編集が動き出した(稽古の旅・旅の稽古―今野知)

 

【不足から始まる】
「ないもの」を見つけると編集が加速する。

 

02)本を売るということ―佐藤伸起

05)「仮留め」が挑戦を加速させる―内野絹子

13)「地と図」で手に入れた新しい世界―北村彰規

20)お題と仲間と、時々校長―李康男

25)稽古も仕事も全ては仮留め―瀧澤有希子

27)私たちの中には“編集力”が潜んでいる―高田智英子

▲廃校(マイナス)が編集で図書館(プラス)に早変わり(「地と図」で手に入れた新しい世界―北村彰規)

 


◎「ISIS wave」はまだまだ続きます。自薦・他薦を問わず、書き手、編集者を募集しています。興味のある方はご連絡ください。

 

問い合わせ先:uzu_isis_edist@fuwamofu.com(チーム渦・角山祥道)

  • エディストチーム渦edist-uzu

    編集的先達:紀貫之。2023年初頭に立ち上がった少数精鋭のエディティングチーム。記事をとっかかりに渦中に身を投じ、イシスと社会とを繋げてウズウズにする。[チーム渦]の作業室の壁には「渦潮の底より光生れ来る」と掲げている。

  • イシスの「指南」はあったかい――木島智子のISIS wave #58

    イシスの学びは渦をおこし浪のうねりとなって人を変える、仕事を変える、日常を変える――。 木島智子さんは、56[守]に初登板する師範代の卵だ。しかし自分が師範代になるなんて思ってもいなかったと振り返る。木島さんを変えたもの […]

  • 編集バックドロップ――板垣美玲のISIS wave #57

    イシスの学びは渦をおこし浪のうねりとなって人を変える、仕事を変える、日常を変える――。   [守]学衆・板垣美玲のプロレス好きは、回答からダダモレしていた。〈ことわざ〉を擬く稽古では「孫にドロップキック」。〈見 […]

  • 田中優子学長校話「私たちは稽古で何をしているのか」【88感門】

    校話はまるで、田中優子学長と一緒に「知恵の並木道」を歩いているかのようだった。  感門之盟のクライマックスは学長校話。「講話」ではなく「校話」とは、編集学校、つまり稽古の話だ。  [守][破][離][物語][花伝所]で […]

  • 相棒の一眼レフとカーソルと――吉田紗羽のISIS wave #56

    吉田紗羽さんは、近畿大学生物理工学部の3回生。有機化学を専攻している吉田さんですが、イシス編集学校の基本コース[守]の稽古を通して、趣味や学生生活自体が、変化したといいます。どんな変化があったのでしょうか。   […]

  • さくらんぼ危機一髪――伊藤舞のISIS wave #55

    家業を継いだと同時にISIS編集学校の門をくぐった伊藤舞さん。[守][破][花]の講座を受けていくうちに出会った「あるもの」が家業最大のピンチを乗り越える支えとなりました。さてそのあるものとは?   イシス […]

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。