壇上のDUSTスターはあの人 感門表授与式

2019/09/07(土)14:28
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 エディストのDUSTスターといえば、井ノ上裕二だ。その地位は揺るがない。

 

 第70回感門之盟の感門表授与式では、「鉛筆が転がっていることさえも記事に仕立てる。類いまれなるエディストのスターDUSTライター」という景山和浩番匠のコールで登壇。大声で西由江師範代への感門表のコメントを読み始めた。

 

 その日、いちばんの笑いが巻き起こる。冒頭で噛んだ。笑わせたというより笑われた。これはマズい。西のコメントを見守るあいだ、起立の姿勢を崩さなかった。

 

 次のミッションは福澤師範代への感門表授与だ。福澤の指南を「指宿温泉の砂風呂でした」と見立てる。今度は、笑いをとった。壇上でもDUSTっぷりは健在だ。

 

 DUSTは井ノ上だが、JUSTと言えば、景山和浩・林朝恵両番匠であり、師範の池澤裕子たち。そして、なんてたって康代学匠だ。絶妙な合いの手が何度も会場を湧かせた。最初に泣いたのも康代だった。

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。