世界が変わる、私が変わる「編集力」【大澤真幸】

2025/09/29(月)12:00
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イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネルで順次公開中ですのでご覧ください。


 

世界が変わる、私が変わる「編集力」 ー大澤真幸

 編集について考えるというのは、本を作る作り方を勉強することではないんです。編集とは世界をどう見るかということです。世界を編集するということです。編集について学ぶということは私が見える世界が変わる。世界が変わるということは私が変わるということなんです。自分のアイデンティティは変わりうるんだ。別のものになりうるんだという希望を持ってやることができて、それが実感できるのが編集なんですね。

 本というのはミニチュアの世界なんですね。本に例える形で編集という世界観を学ぶことは、私から世界がどう見えているかということがわかってくる。そうすると私も変わる。世界も変わる。世界と私が変わりうるという希望を獲得する技術が編集だと思います。人生にとって一番いい機会になりうると思います。

 

 

ISIS co-missionメッセージ

「編集」を学べば、情報の本質が見えてくる ー津田一郎

世界が変わる、私が変わる「編集力」 ー大澤真幸
AI時代に新たな編集軸を伝えたい ー宇川直宏 Coming soon
編集学校は世界に類のない学校だ ー武邑光裕 Coming soon

方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校 ー井上麻矢×田中優子 Coming soon

 


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編集:編集工学研究所・イシス編集学校

  • 大澤真幸

    社会学者として80年代から常に一線で活躍。松岡正剛との交流をへて、2020年より [AIDA]ボード、2021年には「多読ジム・スペシャル 大澤真幸を読む」を監修。月刊個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』刊行中、「群像」誌上で評論「〈世界史〉の哲学」を連載中。2007年『ナショナリズムの由来』(講談社)にて第61回毎日出版文化賞(人文・社会部門)。12年『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書、共著)で新書大賞2012大賞など著書多数。2024年からISIS co-missionに就任。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。